発売後にCore 2 Duo対応BIOSが公開されたMini-ITXマザーボードはほかにもあるが、発売時からCore 2 Duo対応がうたわれているマザーボードはモバイル向けのCore 2 Duo Tシリーズ、デスクトップ向けのCore 2 Duo Eシリーズ問わずこれが初。

　モバイル向けパーツを使う前提で設計された製品で、メモリにはDDR2 SO-DIMM（DDR2 667/533対応、2スロット）を利用、拡張スロットもMini PCI×1とPCI Express x1が用意されるなど思い切った仕様。電源は付属ACアダプタ(90W)を使う設計で、付属マニュアルには「CPUが最大60W」「メモリーが最大16.2W」「ノースブリッジ+サウスブリッジが最大18W」といった消費電力の前提条件も記載されている。

　採用チップセットはi945GT+ICH7MDHで、搭載デバイスはDVI付きのVGA、8chサウンド、1000Base-T LAN、IEEE 1394など。付属品としては先に挙げたACアダプタのほか、専用CPUクーラー（ファン付き）やHDD/光学ドライブの電源をマザーボードから供給するための12V/5V出力用ケーブルがついている。

　なお、付属の日本語マニュアルに書かれている対応CPUは「Core Duo＆Core Solo」で、Core 2 Duo Tシリーズに関する記述はないが、これに関しては「マニュアルが間に合わなかっただけ、と聞いている」（ショップ）とのこと。実際、Web上の製品情報やパッケージにはCore 2 Duoへの対応がうたわれている。

　発売後のBIOS更新でCore 2 Duoに対応したマザーボードとしては「（Core 2 Duo Tシリーズに対応した）COMMELL LV-677シリーズがある」（テクノハウス東映）とのこと。

[撮影協力:パソコンハウス東映とテクノハウス東映とクレバリー インターネット館と高速電脳]