【 2006年11月18日号 】
スーファミにPC内蔵してデモ、カートリッジはHDDケース
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 往年のコンシューマーゲーム機「スーパーファミコン」の筐体にMini-ITXマザーボードを組み込んだユニークなPCをT-ZONE. PC DIY SHOPが展示中だ。OSをインストールして動作させるデモも行なっている。

 同店が「スーパーファミコン改」と名付けたこのマシンは、その名のとおりスーパーファミコンの筐体にVIAのC3 1GHz搭載Mini-ITXマザーボード「EPIA-CN10000G」などを内蔵してPCに仕立てたもの。単に筐体を流用するだけでなく、ゲームカートリッジをHDD用インターフェイスとして活用しているところが注目点だ。

 カートリッジには120GBの2.5インチSerial ATA HDDが内蔵されており、本体のスロットに挿せばきちんとHDDとして認識されるようになっている。カートリッジ、スロットともにコネクタはSerial ATAのものをそのまま使用しており、形状の変換などは行なっていない。同店いわく、スロット側にはラトックシステム製リムーバブルHDDケースから取り出した基板を用いているという。

 このほか、本体の前面にあるコントローラ接続ポートはUSBポートとし、電源スイッチ、リセットスイッチは同じ機能として使用可能だ。ただ、残念ながらカートリッジのイジェクトボタンは機能しなくなっている。

 展示自体は先週から行われていたが、その時点ではまだ未完成状態で、完成品として動作デモが始まったのは今週から。17日(金)からは使用したパーツの一覧と価格も掲示され、それによると、マザーボード「EPIA-CN10000G」が20,780円、80W ACアダプタが8,925円、DDR2 DIMM 512MBが7,854円、2.5インチSATA 120GB HDDが16,590円、小物類が5,000円、スーファミ用ドライバーが2,680円、カートリッジ接合部が3,480円、本体ケース(ジャンク品)が315円、カートリッジ(ジャンク品)が105円。合計すると65,729円だが、おまけとして「作成の根性と気合い もちろんプライスレス」という項目が付け加えられている。

 当初はこれを販売する予定はないとしていたが、販売して欲しいとの問い合わせがあったことから、要望が多ければ7万円くらいの予算で制作を引き受けるかもしれないとのこと。その際の納期は2~3週間になる見込み。

 来週は筐体内部の公開も行なうとのことので、自分も改造にチャレンジしてみたいという人は要チェックだ。


■スーファミPC?
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□スーパーファミコン(任天堂)
http://www.nintendo.co.jp/n02/shvc/
□関連記事
【2006年11月11日】スーパーファミコンの筐体にMini-ITXマザーボードを収納したオリジナルPCを展示中(その他のお買い得情報)
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【2006年11月11日】アキバ週末ニュース(impress TV)
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【2006年6月3日】C7オンボードMini-ITXマザーの新型「EPIA CN」登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060603/etc_epiacn.html

 (VIA EPIAシリーズ)

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOP]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。
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