コードネーム「Clovertown」で呼ばれているクアッドコア対応Xeon「Xeon 5300」シリーズが初登場。 Xeon 5300シリーズは、先週発売されたCore 2 Extreme QX6700をそのままLGA771化したような構成で、2つのCPUコアを1ダイ(半導体本体)に集積した「Conroe」(Core 2 Duoのコア)を2個搭載することで、都合4コアを実現したもの。さらにデュアルCPU構成にも対応しており、マザーボード1枚にCPUを2基搭載して8プロセッサを構成することが可能となっている。 今回発売された製品は、FSB 1,066MHz/動作クロック1.86GHz/2次キャッシュ容量 4MB×2/TDP 80Wの「E5320」とFSB 1,066MHz/動作クロック1.6GHz/2次キャッシュ容量 4MB×2/TDP 80Wの「E5310」。このほかに、FSB 1,333MHzの「X5355」(動作クロック 2.66GHz/TDP 120W)と「E5345」(2.33GHz/80W)が用意されている。 なお、対応マザーボードに関しては、公式発表で「既存のXeon 5100用Intel 5000チップセット搭載マザーボードで使用できる」とされており、T-ZONE. PC DIY SHOPではIntel製マザーボード「S5000XVNSATA」の対応BIOS搭載版も販売されている。T-ZONE. PC DIY SHOPではS5000XVNSATAとシリーズ最上位モデルの「Xeon X5355」を組み合わせた店頭デモも実施中。 なお、E5320以外の発売時期に関しては、「FSB 1,333MHzの上位2モデルは来年になる」(複数のショップ)とされている。 □関連記事 【11月18日号】クアッドコアXeon×2=8コアのデモ開始、QX6700と比較 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20061118/etc_qxeondemo.html 【11月18日号】x86初のクアッドコアCPU、Core 2 Extreme QX6700発売 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20061118/etc_qx67.html 【11月15日】クアッドコア×デュアルCPUで“8コア環境”を実現する「Xeon 5300」(多和田新也のニューアイテム診断室/PC Watch) http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1115/tawada90.htm
[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPとTSUKUMO eX.とUSER'S SIDE本店]
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