特に目立つ仕様を備えているのはやはり上位の「Striker Extreme」で、外観、品質、機能のいずれにも特徴があるこだわり仕様。

　外観面では、CPUソケットを取り囲むように配置された3個の銅製ヒートシンクとヒートパイプが最大の特徴で、サウスブリッジ - CPUソケット下部間、ノースブリッジ - CPUソケット左部分 - CPUソケット上部間、CPUソケット上部 - ノースブリッジ間がそれぞれヒートパイプで接続されている。これらはチップセットや電源回路の放熱を担うもので、ファンそのものは取り付けられていないが、製品情報では「システムエアフローにより温度を下げる」とされている。このほか、冷却面では、基板裏面で放熱する「Stack Cool 2」が採用されているほか、チップセットクーラーなどに固定できると見られる冷却ファンも付属する。

　また、同じ外観でも「装飾性」という点も考慮済み。具体的には、発光仕様でPOSTコード表示用LCDパネル付きのバックパネルを備えているほか、基板上に用意されたリセット/電源/CMOSクリアスイッチなども光る仕様。

　さらに品質の点では、「オーバークロック能力を最大化するため」（ASUS）に8フェーズタイプの電源回路を採用したほか、オーバークロック設定をまとめでできるという「Extreme Tweaker」機能も搭載している。

　このほかの主なオンボードデバイスは2系統の1000Base-T LANや8chサウンド、IEEE 1394、追加2chの3Gbps Serial ATA(SiI3132)などで、スロット数はPCI Express x16×3（1基はx8接続）、PCI Express x1×1、PCI×2、DIMM×4（DDR2 800/667/533、最大8GB）。「CPUが登場すれば、FSB 1,333MHzに対応する」（Webサイト）とされているのも特徴。このほか、サウンド機能を別基板「SupremeFX」に分離することで音質向上を図っていることや、ベンチマークソフトの「3DMark06 Advanced Edition」や3本の追加温度センサーが付属することもウリとしている。もちろんSLIアダプタも付属してする。

　同時発売された下位モデル「P5N32 SLI-E」は、こちらも「ゲーマー向け」とされるハイスペック版。基板そのものはほぼ同じだが、ヒートシンク/ヒートパイプ構成の簡素化や、装飾性の高い背面LCD/発光LED付きオンボードスイッチの削除、ベンチマークソフト「3DMark06 Advanced Edition」の削除などで低コスト化が図られている。また、基板を確認する限り、一部コンデンサの品種も異なる。オンボードデバイスに関してはeSATAコネクタ用のSiI3132が削除されたほかはほぼ同じ仕様で、サウンド用別基板の「SupremeFX」や背面冷却機構の「Stack Cool 2」も引き続き採用されている。

[撮影協力:フェイス秋葉原本店とパソコンショップ アークとソフマップ1号店マルチメディア館とBLESS 秋葉原本店とドスパラ秋葉原Prime館]

　主なオンボードデバイスは8chサウンド、1000Base-T LAN、IEEE 1394、GIGABYTE SATA2チップによるUltra ATA/133+3Gbps Serial ATA II-RAIDなどで、拡張スロットはPCI Express x16×1、PCI Express x1×1、PCI×2など。

　パッケージではクアッドコアCPUへの対応や「All-Solid Capacitor design」による信頼性の高さをうたっている。

　ちなみに型番には「REV:2.0」という記載があるが、GA-965GM-DS2シリーズの販売を確認したのは今回が初めて。

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【12月2日】GIGABYTE GA-965P-DS4 2.0(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20061202/ni_i_ml.html#ga965pds4

[撮影協力:BLESS 秋葉原本店]

　主なオンボードデバイスはVGA、サウンド、1000Base-T LANなどで、IDEが省かれた代わりにIDE-Serial ATA変換アダプタが1個同梱されている。なお、パッケージに貼られているシールにはIEEE 1394搭載に関する記述もあるが、基板上には見当たらない。

　ちなみに製品仕様や基板レイアウトはJETWAYが発表している「965GDAG」と非常によく似ている。

□965GDAG(JETWAY)
http://www.jetway.com.tw/jetway/system/productshow2.asp?id=313&proname=965GDAG

[撮影協力:ツクモパソコン本店IIとTSUKUMO eX.]

　主なオンボードデバイスはVGA、サウンド、1000Base-T LANなど。なお、パッケージに貼られているシールにはIEEE 1394搭載に関する記述もあるが、基板上には見当たらない。

　ちなみに製品仕様や基板レイアウトはJETWAYが発表している「946GZDAG」と非常によく似ている。

□関連記事
【9月30日】D946GZISSL(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060930/ni_i_ml.html#d946gzis
□946GZDAG(JETWAY)
http://www.jetway.com.tw/jetway/system/productshow2.asp?id=326&proname=946GZDAG

[撮影協力:ツクモパソコン本店IIとTSUKUMO eX.]

　両モデルとも主なオンボードデバイスはVGA、サウンド、1000Base-T LANなど。

[撮影協力:クレバリー1号店とパソコンショップ アークとTSUKUMO eX.]