【 2007年2月3日号 】
高値安定のメモリ価格崩れて1GBは8,000円割れ
メモリ価格

 2006年9月に急上昇してから“高値安定状態”だったメモリ価格が急変。Windows Vistaの発売直前からメモリ価格が急降下の動きを見せている (詳細は「メモリ最安値情報」参照のこと)。

 先週はPC2-5300 1GBが10,000円割れになるなど一部の製品が急に値を下げたが、今週はPC2-4200 1GBが一気に8,000円割れに突入し、急な値下がりの動きは全体に波及してきた。特に今週値動きが大きかったのはPC2-4200 1GBとPC2-5300 2GBで、両者とも最安値の先週比が-15%前後と大きい。

 PC2-4200 1GBを例に取ると、それまで7,000円前後だった価格は2006年9月頃に一時12,000円程度まで上昇し、その後は11,000円前後で高値安定状態が続いていた。それがこの2週間で急落して最安値は8,000円弱になり、値上がり直前の2006年7月付近の水準に戻ったことになる。複数のショップによると、この1週間で1GBの製品は仕入れ価格が1,000円前後下がり、流通量もかなり多いという。

 DRAMスポット価格も比較的大きく下がっており、どうやら一時的なものではなさそうだ。メモリ使用量が大きいと言われるWindows Vistaの登場でメモリの購入需要は大きく、ユーザーとしてはタイミングのいい動きといえそうだ。

 もっとも、現在値を下げているのは、いわゆるノーブランドのバルク品で、品質やサポートに保証のあるブランドパッケージ品についてはほとんど値は動いていない。


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【2006年9月9日】メモリ価格は高騰へ?DDR2 1GBの店頭価格は20%上昇
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060909/etc_memory.html

 (メモリ)

[撮影協力:クレバリー1号店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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