拡張スロットを10基備え、ビデオカードのクアッド構成向けをうたったフルタワーATXケース「Xaser VI」がThermaltakeから発売された。
実売価格は、材質がSECCのブラックカラータイプ「VG4000BNS」が35,980円、材質がアルミのシルバーカラータイプ「VG4000SNA」が39,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
一般的なATXケースは拡張カード用のスロットを7基備えているが、Xaser VIは10基備えており、最大で4枚のビデオカードが装着できるとうたっている。ATXマザーボードの全ての拡張スロットにカードを装着しても、Xaser VIの場合は常に下側の3基のスロットが空くため、そこへ冷却パーツを装着するといったことも可能で、CrossFire Xや3-way SLIといったヘビーな環境を構築しようと考えている人にとっても要チェックの製品と言えそうだ。
3基の予備スロットのスペースには、標準では3.5インチシャドウベイが2基装備されている(着脱可能)。
このほか、前面、上面、側面のパネルを部分的にメッシュにしたり、大型ファンを3基搭載(140mmサイズ×2、120mmサイズ×1)したりして通気性を高めているのも特徴。トップの電源ボタンやUSBポートなどを覆うカバーがワンプッシュで開いたり、電源ボタンが「X」字になっていたりといったギミックやデザインもユニークだ。
本体サイズは高さ605×幅250×奥行き660mm。ドライブベイ数は5インチ×7、3.5インチシャドウ×7。ケースファンは前面と背面に140mmサイズ(各1基)、上面に120mmサイズを備え、このほか底面に140mmまたは120mmサイズを2基増設できる。
主な付属品は、5インチベイ内蔵タイプのアクセサリボックス、3.5インチデバイス用5インチベイマウンタ、ビデオカード冷却用140mmファン、クリーニングクロス、英語版マニュアル。
□Xaser VI(Thermaltake Technology)
http://www.thermaltake.co.jp/product/Chassis/fulltower/XaserVI/VaserVI_index.asp
| (Thermaltake VG4000シリーズ) |
[撮影協力:ツクモパソコン本店とT-ZONE. PC DIY SHOPとTWOTOP秋葉原本店]