NVIDIAが提唱するPCパーツの監視/制御規格「ESA(Enthusiast System Architecture)」に対応した初のATX電源「Turbo-Cool 1200 ESA」がPC Power & Coolingから発売された。容量は1,200Wで、実売価格は92,400円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
ESAは、ケースや電源、水冷機器などを監視/制御できるNVIDIA提唱のPCマニア向け規格。ファン速度や温度情報をUSBおよびチップセット経由でPCに集め、状況に応じた制御を行なうことで、より安定したオーバークロック環境を目指している。対応チップセットとしてはnForce 780iが挙げられており、既に対応マザーボードも発売されているが、対応する周辺機器は未発売だった。
Turbo-Cool 1200 ESAは、温度や電流、電圧をESAで監視できるという製品。ESAに対応した制御機能は特にうたわれていないが、合計90Aと大きな12V出力や、6個あるPCI-E電源コネクタ、17個あるドライブ用電源コネクタなど、マニア向けとしては十分な仕様を持っている。
なお、ESA対応のATX電源としてはTagan BZ1100(1,100W)も4月上旬、ツクモケース王国に入荷予定。これは、内部側の着脱式電源コネクタが光る、というユニークな特徴を持った製品で、PCケースを派手に光らせたい場合はもってこいなデザインだ。ESA対応機能としては出力電圧/電流、電源内温度のレポートが可能。予価は45,800円。
□Turbo-Cool 1200 ESA(PC Power & Cooling)
http://www.pcpower.com/power-supply/turbo-cool-1200-esa.html
□BZ1100(Tagan)
http://www.tagan.com/index.php?c_id=32&products_id=176&p_cata_id=63
□ESA(NVIDIA)
http://www.nvidia.co.jp/object/nvidia_esa_jp.html
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| (PC Power & Cooling Turbo-Cool 1200 ESA) |
[撮影協力:USER'S SIDE本店とツクモケース王国]