メモリチップ内の配線に銅を採用、「オーバークロック動作や低電圧動作に向いている」(ショップ)というDDR2 DIMM、「SMD-4G88NP-AE-D」がSanMaxから発売された。
2GB×2枚セットの製品で、対応規格はPC2-6400。EPPにも対応している。実売価格は12,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
搭載されているメモリチップはエルピーダ製。通常アルミが使われるというチップ内配線に銅を採用しているのが特徴で、メモリチップには銅仕様を示すという「HYPER」刻印がついている。このメモリチップでの具体的な「銅効果」のほどは不明だが、同じエルピーダが発表する銅採用のDDR3メモリチップでは「アルミ配線品と比べ、動作周波数を25%高速化、消費電流は最大22%低減」とうたわれている。
メモリチップ内の配線素材については情報を出しているメーカーがあまりなく、これが唯一の製品かどうかは不明。ただし、「銅配線」をうたって発売されているのは今のところこの製品のみで、そういった意味では注目できる製品だろう。
□SanMax
http://www.3max.co.jp/
□銅配線版DDR3メモリチップのニュースリリース(エルピーダ)
http://www.elpida.com/ja/news/2008/08-12.html
| | SanMax SMD-4G88NP-AE-D |
[撮影協力:パソコンショップ アーク]