※(3/7更新)値上がりに関する内容追記。
※(3/5 21:26更新)記事加筆。
64MBのキャッシュと最新コントローラチップを搭載する、OCZの200MB/s超クラスSSD「Vertex」シリーズが発売された。
発売されたのは60GB/120GBの2モデルで、実売価格は60GBモデルが約22,000円、120GBモデルが約42,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。ただし、既に既に品薄に近い状態だ。
●容量64MBのキャッシュ搭載
公称リード250MB/s、ライト180MB/s
VertexはMLCフラッシュメモリを採用した2.5インチSerial ATA-SSD。最大データ転送速度がリード時230~250MB/s、ライト時135~180MB/s(Webサイト記載の公称値)という高い性能を特徴とする。同社では、「最新アーキテクチャと、容量64MBのキャッシュを用いたコントローラデザインで高速転送を実現した」としており、海外のPCパーツレビューサイトなどによれば、搭載コントローラはIndilinx製だという。
容量ラインナップは250GB、120GB、60GB、30GBの4タイプ。最大データ転送速度は容量によって異なり、最も高いのは120GBモデル(リード時250MB/s、ライト時180MB/s)とされている。250GBモデルはリード時250MB/s、ライト時160MB/s、60GB/30GBモデルはリード時230MB/s、ライト時135MB/s。本体サイズは99.8×69.63×9.3mm。
●既に品薄、250GBモデルは来週入荷
次回入荷は値上がり予定
今回店頭販売されたのは、60GBモデルと120GBモデルの2種類。
入荷状況は「決して“ごく少量”というわけではないが、人気の高さに比べれば少量と言わざるを得ない」(ショップ)とされ、入荷した5日(木)の夕方には早くも完売するショップがある状況。なお、今後の入荷予定に関しては「60GB/120GBと250GBは来週予定。30GBは再来週と聞いているが、OCZのことなので、延期の可能性もありえる」(オリオスペック)という。
また、複数のショップによると「“部品の高騰で、2回目のロット以降は大きく値上がりする”と代理店から聞いている」という。一部ショップでは既に大幅な値上げ予告を行っており、購入するならば早めがよさそうだ。
これまで販売されていたリード200MB/s超クラスのMLC SSDは、Intel製SSDやJMicron製コントローラ×2個搭載の内部RAID0仕様品がほとんどだったが、これで「第三勢力」が登場したかたち。設計次第で大きな性能差も出るSSDだけに、新勢力の登場も注目されているようだ。
□Vertex Series SATA II 2.5" SSD/プレスリリース(OCZ Technology)
http://www.ocztechnology.com/products/flash_drives/ocz_vertex_series_sata_ii_2_5-ssd
http://www.ocztechnology.com/aboutocz/press/2008/320
□関連記事
【2008年12月27日】リード200MB/s超、ライト160MB/sのMLC-SSDが2社から発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20081227/etc_pfast.html
| | OCZ Vertex |
[撮影協力:BLESS 秋葉原本店とオリオスペック]