WiMAX / 無線LAN両対応の内蔵用Mini Card発売

	【 2009年3月20日号】
	WiMAX / 無線LAN両対応の内蔵用Mini Card発売実売価格4千円、IEEE 802.11nでも利用可能

※（3/19更新）発売を確認。

　高速性をウリとするモバイル向け高速データ通信規格「WiMAX」（IEEE 802.16e）に対応したノートPC内蔵用のPCI Express Mini Cardが発売された。
　Intel「WiMAX/WiFi Link 5350」の英語版バルク品で、実売価格は3,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。
　基板のみのバルク品で、外箱やアンテナ、ケーブル、ドライバなども付属しない。また、国内で無線機器として使用可能な認可を受けているかどうかも不明。なお、カードそのものはIEEE 802.11a/g/b、IEEE 802.11n（ドラフト）にも対応しており、WiMAXを含めて5規格が1カードで使える仕様になっている。
●国内での利用は不明
　WiMAXに関しては、2月26日（木）にUQコミュニケーションズによる国内初のデータ通信サービス「UQ WiMAX」がスタート。他社のモバイル向け通信サービスを上回る下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsという速度をうたい、現時点では東京23区と横浜、川崎でサービスを展開している（2009年夏までに首都圏、中部地区、関西地区でも展開予定）。
　「UQ WiMAX」に正式対応している端末は、USBタイプの「UD01NA」「UD01SS」、PCカードタイプの「UD02NA」、ExpressCard/34タイプの「UD02SS」の計4機種。今回販売されるWiMAX/WiFi Link 5350は含まれておらず、また前述通り、国内認可を受けているかどうかが不明なため、国内では使用できない可能性が高いので要注意。
　ただし、インテルはWiMAXの普及を推進するとアナウンス。プレス向け説明会やプレスリリースなどで将来的なCentrino2テクノロジとWiMAXとの融合についても触れているため、将来的にはこうしたカードがノートPCのオプションとして登場することもありそうだ。
　WiMAX/WiFi Link 5350の対応規格はIEEE 802.16e、IEEE 802.11a/g/b、IEEE 802.11n（ドラフト）。本体サイズは50.95×30×3.3mm。基板の端の3ヶ所にはアンテナ接続用のコネクタが用意されている。

□WiMAX/WiFi Link 5350（Intel）
http://www.intel.com/network/connectivity/products/wireless/wimax/wifi/
□UQコミュニケーションズ
http://www.uqwimax.jp/
□プレスリリース（インテル）
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2009/090303b.htm
□モバイルブロードバンド特集
http://www.watch.impress.co.jp/headline/extra/2009/mobilebb/
□関連記事
【2009年3月3日】いよいよ始まったUQ ComのモバイルWiMAXサービス（清水理史のイニシャルB/BB Watch）
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/shimizu/25069.html
【2009年3月3日】インテル説明会、WiMAXがもたらす新たなライフスタイル（ケータイWatch）
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/44321.html
【2009年2月26日】UQ WiMAXに聞く、WiMAXがもたらすインパクト（ケータイWatch）
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/interview/44252.html
【2009年2月26日】「UQ WiMAX」が開始。「真のモバイルブロードバンドを目指す」（BB Watch）
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/25018.html

Intel WiMAX/WiFi Link 5350

[撮影協力:パソコンハウス東映]

※特記無き価格データは税込み価格（税率=5％）です。

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