※(4/23更新)発売を確認。
タッチパネル式ワイド液晶を搭載したネットトップ自作キット「X5000」がShuttleから発売された。実売価格は54,800円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
X5000は15.6インチのタッチスクリーン式液晶ディスプレイ(1,366×768ドット表示)が一体化したPC自作キット。CPUはAtom 330で、このほか1GBメモリ、160GB HDDといったパーツを標準搭載、別途OSを用意してインストールすればPCとして使用できるようになる。こうしたネットトップは、OSがプリインストールされた完成品は既に出回っているが、自作キットはこれが初めてだ。
ただし、光学ドライブを搭載していないため、OSのインストール時にはUSB接続の光学ドライブを別途用意する必要がある。また、OSはWindows Vista Home Basicのみをサポートするとされている。
本体サイズは幅391.3×高さ327×奥行き36mm。本体背面にスタンドを備え、スタンドは上に持ち上げることでキャリーハンドルとしても使用できる。また、スタンドを取り外して本体を液晶ディスプレイ用アームなどに取り付けることも可能(VESA規格準拠)。電源は付属の60W ACアダプタを使用する。
搭載チップセットはIntel 945GC Express/ICH7。メモリスロット数はSO-DIMM×2(DDR2 533/667、最大2GB、空きスロット1基)。搭載HDDは2.5インチタイプ。
主な搭載機能はVGA(クローン表示のみ)、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n準拠無線LAN、5.1チャネルサウンド(ステレオスピーカー2W×2内蔵)、130万画素Webカメラ、メモリカードリーダー。付属品はACアダプタ、スタイラス、マニュアルなどで、キーボードやマウスは付属しない。
なお、メモリとHDDが搭載されていないモデル「X50」もラインナップされている。
このPCのサポートOSには含まれていないが、次期Windowsである「Windows 7」ではタッチパネルのサポート強化が焦点の一つとされる。メーカー製PCでもWindows Vistaベースのタッチパネル搭載PCが増えつつあり、自作系メーカーでもASUS、MSIが搭載PCを発売。注目度が徐々に増してきた状況だ。
[動画] 操作の様子 / 33秒
□X5000(ファスト)
http://www.fastcorp.co.jp/product/shuttle/x5000.html
□X50(日本Shuttle)
http://www.shuttle-japan.jp/Product/X50/x50.html
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【2009年4月18日】アクリルフレームのタッチパネル式ネットトップが発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20090418/etc_windtop.html
| | Shuttle X5000 |
[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOP]