昨年末の売れ筋だった21.5インチクラスは既に1万円台半ばまで下落、代わって主流となりつつある23インチクラスも2万円を割りつつある状況だ。

　今回はそんな特価液晶ディスプレイの市場概況をお伝えしよう。

●主流の23インチは最安2万円割れ、
　21.5インチはフルHDでも1.5万円から

　今年初頭は2万円台後半が最安だったこのクラスだが、ここ1〜2ヶ月ほどで価格が低下。ここ数週間は、週末に19,800円の特価も散見される状況だった。今週は最安値で18,000円割れも確認、さらに標準価格が19,800円のショップブランド品（23.5インチ）も発売されており、いよいよ値ごろ感が高まっている。

　安値品全体の相場はおおむね2万円前後。ワンサイズ上の24インチ/フルHDタイプも2万円台前半が最安圏だ。

　一方、「数か月前まで売れ筋だった」（ショップ）という21.5インチクラスは現在1.5万〜1.8万円前後が最安圏。昨年末、2万円前後で売られていたことを考えるとかなりの安さだが、「最近のお客さんは、安くなった21.5インチではなく、23インチを買われる例が多い」（同）という。

　ちなみに、これ以下の17〜19インチクラスは徐々に姿を消しつつある状況。1万円割れ〜1万円台前半の安値で人気だったこれら廉価品だが、上位クラスの値下がりと共に売り場でのラインナップも減少。一部モデルは継続販売されているものの、選択肢は減っている。また、これら小画面モデルの減少と上位モデルのフルHD化により、店頭に並ぶ製品はほとんどがフルHD対応、縦横比16:9のワイドタイプになっている。

●液晶価格は底打ち？
　「16:10の特価品」情報も

　値ごろ感から売れ行きも好調という液晶ディスプレイだが、ショップによっては「液晶パネル部品の相場が反騰しつつある」と指摘している。液晶ディスプレイの店頭価格には目立った動きは見られないが、仕入れ値は僅かに上昇しているとされ、やや気になる動きと言えるだろう。

　もっとも、一方では「画面の縦横比が16:9に移行したため、主流から外れた従来の16:10モデルが特価品として入荷しそう」と説明するショップもある状況。安値の特価品が目当てであれば、こうした製品を探すのも良さそうだ。

TWOTOP秋葉原本店	フリージア5号店（ブロックE1-(a5)）
フェイス本店	ソフマップ 秋葉原 本館（14日までの特価）

フェイス本店	ドスパラ秋葉原本店	TSUKUMO eX.（高解像度品）
クレバリー インターネット館	ドスパラ秋葉原本店	フェイス PC館

フェイス本店

ドスパラ秋葉原本店

ソフマップ 秋葉原 本館（14日までの特価）

フェイス本店

ドスパラ秋葉原本店

フリージア5号店（ブロックE1-(a5)）

フリージア5号店（ブロックE1-(a5)）

ドスパラ秋葉原本店

フェイス PC館

フェイス本店

T-ZONE. PC DIY SHOP

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液晶ディスプレイ

[撮影協力:TWOTOP秋葉原本店とTSUKUMO eX.とクレバリー インターネット館とフェイス本店とフェイス PC館とフリージア5号店（ブロックE1-(a5)）とT-ZONE. PC DIY SHOPとドスパラ秋葉原本店]