【 2009年9月19日号 】
ASUSがイベント実施、高耐久マザーや6Gbps SATA対応製品を展示
「2オンスの元祖はASUS」アピールも
 ASUSがP55マザーボードをアピールする一般向けイベント「ASUS わくわく秋の新製品イベント in 秋葉原」が、19日(土)、カフェ ソラーレ リナックスカフェ秋葉原店(ブロックD2-[e2])で開催された。

 イベントでは「国内初展示」とされる同社の高耐久マザーボード「SABERTOOTH 55i」が展示されたほか、6Gbps SATAオンボードの未発売モデル「P7P55D Premium」をはじめとした同社製品が一同に展示、それらの特徴や独自機能などが解説された。


●堅牢/長寿命をうたう新シリーズ「TUF」が初展示


SABERTOOTH 55i

SABERTOOTH 55i

SABERTOOTH 55i

SABERTOOTH 55i

SABERTOOTH 55i

SABERTOOTH 55i

P7P55D Premium

P7P55D Premium
 「初展示」という点で注目できたのが、「SABERTOOTH 55i」。

 この製品は同社の新シリーズ「TUF」に属する製品で、「過酷な環境でも十分な放熱が行える」というセラミックコーティングのヒートシンクを採用、コンデンサなども一般的な固体コンデンサよりさらに高品質・高寿命なものを採用しているという。発売は「今月あるいは来月」(ASUS)という。

 また、6Gbps SATAインターフェイスをオンボード搭載した未発売モデル「P7P55D Premium」も展示。6Gbps SATA対応製品は今のところASRock P55 Deluxeしか発売されていないが、この「P7P55D Premium」も来週にも発売される見込みという。


□関連記事
【2009年9月12日】6Gbps SATAカードが初登場、P55マザーボードの同梱品
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20090912/etc_asrock.html

●ASUS独自機能を多数解説
 「2オンスの元祖はASUS」アピールも

 解説セッションでは、同社広報の岩崎氏がP55世代から導入された新機能を多数アピールした。

 中でもウリとされていたのは、VRMの利用効率を適切に調整できるという「T.Probe」。これは、温度センサーを利用して複数あるVRMの負担を平準化、結果として電源変換効率や出力容量を改善できるというもの。これは「フェーズ数を増やすのと似たような効果もある」そうで、同社の実験では「T.Probeを備えた35フェーズの電源回路と普通の48フェーズ電源回路が似た特性を示した」と説明、そのため35フェーズ電源回路の同社最上位モデル「P7P55D Premium」は「Hybrid 48フェーズ」とうたうことになったのだという。

 ちなみにこの機能はASUSの独自開発。「リアルタイムに制御するのはかなり難しい」(同社)そうで、特許申請中なのだという。

 このほかでは2オンス(約57g)の銅を電源層とグランド層に利用する「Stack Cool 3」なども解説。「2オンス」という分量はGIGABYTEのUltra Durable 3が有名だが、「実はUltra Durable 3登場前の2008年5月に、“HE95”という技術名でP5E 64 WS Revolutionに採用している」とアピールしている。なお、「P7P55D Deluxe」などが搭載する「Stack Cool 3+」は、冷却のために2層多い8層基板を採用した強化版で、「複雑な回路設計をするためにではなく、冷却効率のいい回路設計をするために2層増やした」のが特徴という。



 会場では、このほかにCore i7やDDR3メモリが当たる「抽選大会」や、セミナー参加者向けの「ブロガーキャンペーン」、当日に同社製P55搭載マザーボードを購入した人に同社ロゴ入りのエコバッグをプレゼントするキャンペーンも実施された。

 「ブロガーキャンペーン」は、セミナー内容に関するコメント(300字以上)を自身のブログに掲載すると、もれなく同社オリジナルグッズがプレゼントされるというユニークなものだ。


□ニュースリリース(ASUSTeK Computer)
http://www.asus.co.jp/news_show.aspx?id=16768

ASUS製品

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。