【 2009年9月19日号 】
LGA1156 Xeonマザーが2種類発売
 LGA1156版Xeon向けのマザーボードが初登場、IntelとSUPERMICROの製品が発売された。

 実売価格はIntelの「S3420GPLC」が23,100円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、SUPERMICROの「X8SIL-F」が26,040円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。S3420GPLCを販売しているT-ZONE. PC DIY SHOPは、LGA1156版Xeonの受注販売も行なっている。

 これらはLGA1156タイプのCPUソケットを搭載したサーバ向けのマザーボード。対応CPUは、Core i5/i7と同じ45nmプロセスのLynnfieldコアを採用した「Xeon 3400」シリーズで、最高クロックモデルのX3470(クロック2.93GHz、TDP 95W)や、省電力モデルのL3426(クロック1.86GHz、TDP 45W)などがラインナップされている。

 ただし、Xeon 3400シリーズの店頭での在庫販売はまだ始まっていないため、現時点でこれらのマザーボードが実質的に使用できるかどうかは未知数。なお、T-ZONE. PC DIY SHOPは「Xeon以外のLGA1156対応CPUが動作するかどうかを検証している」とのことだ。

 Xeon 3400シリーズの対応チップセットとしては、Intel 3420とIntel 3400がラインナップ。PCI Express 2.0やPCI-X、Serial ATA、Gigabit EthernetなどのI/O関連機能を主に搭載したチップセットで、上位モデルのIntel 3420では最大8基のPCI Expressスロットが、下位モデルのIntel 3400では最大6基のPCI Expressスロットが構成できる。

 今回の2製品はIntel S3420GPLCがIntel 3420チップセットを、SUPERMICRO製品はIntel 3400を採用している。スロット数は、S3420GPLCがPCI Express x16×1、PCI Express x8×2、PCI×1、DIMM×6(DDR3 1333/1066/800)、X8SILがPCI Express x8×3、PCI×1、DIMM×4(DDR3 1333/1066/800、Registeredタイプ使用時は最大32GB)。両製品とも、デュアル1000Base-T LANやVGAをオンボード搭載している。


□S3420GP(Intel)
http://www.intel.co.jp/Products/Server/Motherboards/S3420GP/S3420GP-overview.htm
□Xeonプロセッサー3000系/3400/3420チップセット(インテル)
http://www.intel.co.jp/jp/products/processor/xeon3000/
http://www.intel.co.jp/jp/products/server/chipsets/3400-3420/3400-3420-overview.htm

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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20090912/etc_intel.html
【2009年9月8日】インテル、エントリーサーバー向けのクアッドコアCPU「Xeon 3400番台」(Enterprise Watch)
http://enterprise.watch.impress.co.jp/docs/news/20090908_314148.html

Xeon

[撮影協力:USER SIDE マルチ・スペースT-ZONE. PC DIY SHOP]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。