【 2009年12月19日号 】 | |
AMDがイベント実施、「来年はAM3用6コアや35Wのクアッドコア」 MSIは「こたつPC」を展示、実はエコ? |
AMDが19日(土)、一般ユーザー向けイベント「赤いRubyと緑のエコロン」を実施した。会場はカフェ ソラーレ リナックスカフェ秋葉原店(ブロックD2-[e2])で、開催時間は12:00〜18:00。会場ではAMDが来年以降のロードマップを解説したほか、MSIがこたつPCを展示、注目を集めていた。
□赤いRubyと緑のエコロン(日本AMD)
http://www.amd.co.jp/AMD_Christmas09/- AMD編 -
GPGPUなどをアピール
「来年はAM3用6コアや35Wのクアッドコア」 
AMDの解説セッションは、おなじみ「兄貴」こと土居憲太郎氏が登場。同氏の一日の生活を通じてAMD製品をアピールする、という趣向で、いまやPowerPointでもGPGPUアクセラレーションが利用されていることや、AMDのGPUドライバ「Catalyst 9.11」以降で利用可能になったビデオデモモードをアピール。この「ビデオデモモード」は画質調整向けのドライバ機能で、MediaPlayerやYouTubeで動画を再生しながら、再生面の半分は画質変更前、残り半分が画質調整後、ということができるという。デモではエッジの調整機能での利用を紹介しており、SD画像を拡大再生しても自然に補完されることなどがアピールされた。
このほかでは、ArcSoftのトランスコーダ「Media Converter」のStream対応版が来年初旬に出ることや、「VISION」ロゴ入りPCを買うと、申込者先着1万名にGPGPU対応の動画エンコードソフト「MediaShow Espresso」(CyberLink製)が貰えるキャンペーンが1月31日まで実施されることなどを紹介した。
●「2010年のAMD」を紹介
AM3用6コアCPUや35Wのノート向けクアッドなど
また、恒例のロードマップアップデートは、先般行われたAnalyst Dayの内容紹介がメイン。具体的には、来年Socket AM3向けに6コアデスクトップCPU「Thuban」やAMD 8xxチップセットが出ること、トリプルコア/クアッドコアの35W版CPUがノートPC向けに登場、10万円前後のノートPCで利用できるようになること、来年1月のCESで、3D Blu-rayのデモをAMDが行うことなどを紹介。ちなみに「Thuban」は現在の6コアOpteronとは「まったく違うコアになる」と明言されている。
さらに再来年に出る「Bulldozer」については、「いろいろ意見がある」としながらも、実行パイプラインが2つあることから、(同1パイプラインのHyper-Threadingと違い)「2コアと呼べるものだと信じている」と紹介。同年に出るGPU混載CPU「Fusion」の話を含め、「PCのパフォーマンスのあり方が変わっていくと思っている」と説明した。
●国内最後のTWKRがじゃんけんでプレゼント
「GPUの会社を買ってよかった」発言もイベントの最後は、じゃんけん大会。
AMDはもちろん、参加した各社から様々なグッズが飛び出す盛り上がりぶりだったが、目玉の一つは同社のオーバークロック向けCPU「TWKR」。国内最後の1つ、シリアルナンバー4の個体が用意され、じゃんけんの勝者に贈られた。
ちなみに、最後の最後に今年の印象を聞かれた土居氏、思わず「今年ほどGPUの会社を買収してよかったとおもったことはないですね」。会場が爆笑する中、イベント終了とあいなった。
なお、イベントに関連し、2日(水)〜19日(土)の期間には、同社製品の購入者にグッズをプレゼントするキャンペーンが実施されている。これらの詳細はイベント予告記事を参照のこと。
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20091219/etc_amd.html- セッションの様子 -次ページ→: - MSI編 - アイデア秀逸?な「こたつPC」を展示、 エコとOCをアピール
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