2009年12月26日号
 DFI HYBRID P45 ION-T2A2の概要
 (一部29〜30日調査)
 [製品ジャンル:LGA775 M/B]
※このページにおける価格などは、編集部が店頭表示を独自に調査したものです。
 この価格で販売されることを保証するものではありません。
 実際の販売価格は変動しますので、購入時に各ショップ店頭にてご確認ください。
※特記無き価格情報は税込み価格(税率=5%)です。

メーカー/製品名価格(円)ショップ備考
|DFIHYBRID P45 ION-T2A2
(P45(ICH10R),ATX,8ch Sound,1000Base-T LAN
 ,PCI Express(x16)1,PCI Express(x1)1,PCI1
 ,DDR2 DIMM4,Atom N230,MCP7A-ION
 ,VGA(DVI/HDMI付き),8ch Sound,1000Base-T LAN
 ,PCI Express(x1)1,PCI1,DDR2 SO-DIMM2)
43,975クレバリー1号店30日(水)調査分
47,800パソコンショップ アーク30日(水)調査分
47,980TSUKUMO eX.3F,30日(水)調査分
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 PC2台分のマザーボードがなんと1枚に集約されたマザーボード。メーカーはDFI。

 集約されているのはLGA775+P45とAtom N230+IONのシステムで、マザーボードそのもののフォームファクタはATX。「Atom側を常時起動サーバとして使い、必要な時だけLGA775側をハイパフォーマンスPCとして起動する」といったことなどが可能という。

 マザーボード全体のイメージとしては、通常のLGA775+P45+ICH10Rマザーボードに、ACアダプタ動作のAtom N230+IONマザーボードが同居、さらにPC切り替え器もオンボード、切り替え用3.5インチパネルも付属、といったもの。

 物理的には上2/3ほどがLGA775、下1/3ほどがAtomになっており、それぞれ個別のメモリスロットやHDDコネクタを搭載。電源はLGA775側がATX電源で、ION側は付属のACアダプタ(60W)で動作する。

 ユニークなのは両者の連携が考慮されている点。

 先述したPC切り替え器は「1セットの画面、キーボード、マウスで2台のPCを利用する」(マニュアル)ためのもの。背面I/Oコネクタのうち、一部の USBコネクタとサウンド、DVIコネクタは両者で共有されており、付属の3.5インチベイ用切り替えパネルで使用PCを選択できる(USBはPC個別のコネクタもあり)。

 LANインターフェイスも凝っており、両者のインターフェイスが内蔵ハブで内部接続、外付けハブを利用することなく2台のPCでLANを構築可能。背面のLANポートはそれぞれ「Intel LAN」「NVIDIA LAN」と説明されているが、実際には各LANコントローラに直結しておらず、内部の1000Base-T LANハブに接続される形という。

 なお、LGA775側はオンボードVGAを備えていないが、これを切り替え機能で切り替え可能とするためビデオカードのDVI出力と接続するための「DVI入力端子」を搭載。サウンドに関しては使用PCの選択状態に関わらず出力PCを固定できる固定機能が用意されている。

 両者のスペックは、LGA775側のチップセットがP45+ICH10R、オンボードデバイスが1000Base-T LAN+8chサウンド+Serial ATA×6+パラレルIDE×1、拡張スロットがPCI Express x16(Gen2)×1、PCI Express x1×1、PCI×1、DDR2 DIMM×4。

 Atom+ION側のCPU/チップセットがAtom N230+MCP7A-ION、オンボードデバイスがVGA(DVI/HDMI出力付き)+8chサウンド+1000Base-T LAN+Serial ATA×3、拡張スロットがPCI Express x1+PCI×1+DDR2 SO-DIMM×2。

[撮影協力:TSUKUMO eX.]