【 2010年1月30日号 】
裸眼で立体視できる21.5"フルHD液晶がデモ中
 専用グラスなどを使わず、裸眼で3D映像が楽しめるという21.5インチ液晶ディスプレイのデモがフリージア5号店(ブロックE1-(a5))で実施中だ。デモで使用しているのはサンプル品で、製品版の入荷時期や予価は未定。

 この液晶モニタは独VisuMotionの3D技術「Parallax Barrier Technology」(以下PBT)を採用したフルHD対応の液晶ディスプレイ。同社の日本代理店であるVMJによると、PBTでは、液晶パネルに特殊フィルタを貼り付けることで格子状の“隙間”を設け、映像を左目用と右目用に分離して裸眼立体視を実現しているという。

 表示システムは、PBT付き液晶ディスプレイと専用の3D表示ソフトで構成。専用ソフトを通して映像などを表示することで、立体に見える仕組みで、「Unreal Tournament 2004」や「World of Warcraft」など一部ゲームの3D化にも対応している。また、ディスプレイは本体側面のスイッチを操作することで3Dモードと通常の2Dモードに切り替えることができる。

 ただし、実際にデモ機を試用してみたところ、サンプル動画は比較的高い立体感が得られるが、ゲームソフト「Call of Duty 2」では画像のブレが目立つ状態。視点を変えることで、ブレた画像も減少するが、なかなか位置取りが難しい印象だ。

 なお、同店によれば専用ソフトは別売りで、液晶ディスプレイの価格は「販売するとしたら12〜13万円程度」だという。


□VisuMotion
http://www.visumotion.com/
□裸眼3Dの仕組み(VMJ)
http://www.vmjinc.com/tech/

[撮影協力:フリージア5号店(ブロックE1-(a5))]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。