会場ではオーバークロッカーduck氏によるオーバークロックコーナーや、パーツメーカー/PCメーカーによるデモコーナーが設けられたほか、Atom搭載地デジTV「ROBRO-TV」など、多数の製品があたるシールラリーが開催されている。

□Intel in Akiba 2010 Summer(インテル)
http://www.intel.com/jp/consumer/Learn/Events/iia2010summer/index.htm

　それぞれの模様を紹介しよう。

●「神様」がKシリーズを解説、iPadで
　神様と社長の…

吉田社長	追い詰められる（？）天野氏

　……さて、いうところで、登場したのがなぜかiPad。

　もちろんこのiPad、「Intel入ってる」というわけではなく、氏が親類用に買った私物を試しにプレゼンテーションで使ってみよう、という趣向。天野氏曰く、「メディアを見る/聞き流すにはとっても使い勝手はいいけど、データをいじるならPCの方がやっぱり楽」「いつかはIntelさんのCPUも入れたいかな」と天野節を披露しつつ、プレゼンテーション本編が始まることになった。

　肝心の内容は、Kシリーズのオーバークロックの仕組みやコツ、そしてIntelがマザーボードメーカーに提供、各社の独自ソフトのベースにもなっているオーバークロックソフト「XTU」に関する説明が行われた。

　詳細は写真を見て欲しいが、XTUでは、OS - BIOS間でオーバークロック設定を共有するためのインターフェイスや、「自動オーバークロック」のために必要なマザーボード側の機能（Watchdog Timerによる自動再起動）などが定義されており、簡易な自動設定で気軽なオーバークロックが楽しめるベースになっているとのこと。

　なお、このセッションはイベント最後のセッションだったが、最後の最後、「オーバークロックやってみたくなるね〜」といいつつ、インテルの吉田社長が登壇。「神様のあとは社長しかないなぁ〜」「iPadの裏になんかついてなかった？」とノリノリの社長、トボけて逃げる「神様」、という珍しい光景が見られた。

●デュアルXeon＋クアッドSLIを全て液体窒素で冷却OC
　しかし天候が…

左：スティーブン氏、右：duck氏
デモの様子。紙コップがビデオカードの液体窒素投入口	ビデオカード
記者が確認できた結果	デモ後の様子

　液体窒素冷却の場合、「冷やしすぎてもダメ」（duck氏）ということで、厳密な温度調整が欠かせなくなるが、CPU2個＋ビデオカード4枚は1人では無理……ということで登場したのが「NVIDIAの貴公子」ことスティーブン・ザン氏。ちなみに今回は「あくまでもduck氏の友人としてきたので」とのこと。

　さて、結果のほうは、残念ながら世界記録は更新ならず。当日の「曇り空で高湿度」という環境のため、どうしても結露が多く、長時間安定して冷却できなかったそう。冷やしすぎによる性能低下などもあったそうで、記録挑戦への難しさが体感できるデモでもあった。

●古谷徹氏も登場

　自宅PCを昨年自作したことや、オンラインゲーム「ガンダムネットワークオペレーション3」に匿名で参加していること、はたまたいつもの声ネタなど、様々なトークを展開している。

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