【 2010年8月28日号 】 | |
廉価なPCIe-SSD発売、120GBで4万円 実測リード488MB/s |
- ※(8/26更新)240GBモデルの発売/
120GBモデルの売り切れを確認。
容量120GBで実売4万円を切る安価なPCIe-SSDが登場、OCZの「RevoDrive」が発売された。実売価格は120GBモデルが39,800円、240GBモデルが69,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
なお、120GBモデルは入荷後完売。「次回入荷は9月中旬になる見込み」(ショップ)という。
●公称リード540MB/sの格安PCIe-SSD
ブートも可能
RevoDriveはPCI Express x4対応の拡張カード型SSD。PCIe SSDはSerial ATA SSDを大きく上回る高速性がウリで、これまでにリード速度1GB/sをうたう製品も出ているが、その反面、ほとんどの製品が実売10万円を超えるという価格の高さがネックとなっている。
今回の製品は、公称の最大データ転送速度(120〜480GBモデルの場合)がリード540MB/s、ライト480MB/sと、ハイエンド製品よりは低速だが、実売価格は120GBモデルで4万円を切るという手頃さが大きな魅力。カードのデザインもハイエンド製品に比べるとシンプルで、ヒートシンクやカバーなどは装着されていない。
また、2スロット仕様品が多い他製品と異なり、1スロット仕様になっていることや、明確に「ブート対応」がうたわれているのも特徴。価格以外の面でも、導入のハードルが下がっている印象だ。
なお、容量ラインナップは50GBから480GBまで計7モデル。50GB/80GBの最大データ転送速度は、リード540MB/s、ライト450MB/sとされている。
●搭載コントローラはSandForce製
採用しているNANDフラッシュメモリはMLCタイプで、内部RAID 0構成。搭載コントローラはSandForce SF-1222。
本体サイズは幅21.59×高さ125.08×奥行き181.07mm。消費電力は動作時8W、アイドル時3W。
ちなみに、同店がCrystalDiskMarkでベンチマークテストを行なったところ、シーケンシャルアクセス時でリード488.5MB/s、ライト279.2MB/sといった結果だったという。
□RevoDrive(OCZ Technology)
http://www.ocztechnology.com/products/solid-state-drives/pci-express/revodrive/ocz-revodrive-pci-express-ssd-.html□関連記事
【2009年5月30日】公称1GB/sの超高速PCIe-SSDが発売、PhotoFast製
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20090530/etc_pfast2.htmlOCZ RevoDrive [撮影協力:オリオスペック]