【 2010年9月4日号 】
Atom D525+ION2採用のファンレスマザーが登場
※(9/4更新)対応メモリの入荷予告を追記
※(9/2更新)対応メモリの情報を追記。

 DDR3対応Atomマザーで初となるファンレスモデルが登場、ASUSのMini-ITXマザーボード「AT5IONT-I」が発売された。実売価格は約17,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 AT5IONT-Iは、DDR3対応のデュアルコアAtom D525(クロック1.8GHz)を搭載したマザーボード。先週、初のAtom D525搭載マザーとして発売されたGIGABYTEの「GA-D525TUD」ではファン付きの冷却システムが採用されていたが、今回の製品はファンレスタイプが採用されている。

 冷却システムには、基板自体の放熱性を高めたという同社独自の「Stack Cool 3+」とヒートシンクを使用。ヒートシンクは基板表面の大部分を覆う大型のもので、パーツの一部分はI/Oパネル部から張り出している。

 搭載チップセットはIntel NM10 Expressで、このほかにグラフィックス用として次世代IONも搭載(ビデオメモリ512MB)。また、I/Oパネル部にはUSB 3.0インターフェイスも用意されている(コントローラはNEC製)。

 スロット数はSO-DIMM×2(DDR3-800、最大4GB)、PCI Express x4×1。主な搭載機能はHDMI、DVI、Gigabit Ethernet、USB 3.0、eSATA、Serial ATA、8チャンネルサウンド。


 なお、対応メモリに関しては複数のショップが「制限がある」と告知。

 具体的には、「メモリチップが8個搭載されているSO-DIMMは利用できるが、メモリチップが16個搭載されているSO-DIMMは利用できない」「具体的には、1Gbit×8個の1GBメモリや2Gbit×8個の2GBメモリは利用できるが、1Gbit×16個の2GBメモリは利用不可」(テクノハウス東映)などとされている。「2Gbit×8個の2GBメモリは入手困難」(同店)とのこと。

 これについては、オリオスペックのように「対応する2GBメモリが6日(月)に入荷する」と告知している例もある。

□AT5IONT-I(ASUSTeK Computer)
http://www.asus.com/product.aspx?P_ID=iIZKMXSj0jZKiebE&templete=2

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【2010年8月28日】DDR3対応Atomが初登場、クロックも向上
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100828/etc_gigabyte.html

ASUS AT5IONT-I

[撮影協力:パソコンハウス東映テクノハウス東映ZOA 秋葉原本店フェイス 秋葉原本店オリオスペック]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。