【 2010年10月23日号 】
AMDの中堅GPU、Radeon HD 6870/50が発売に
HD 5800の普及版、最安2万円
※(10/23更新)発売モデルを追加。
(10/22更新)発売モデルの概要、デモなどを追記。

HD 6870

Radeon HD 6850

 AMDの新GPUファミリ「Radeon HD 6000」がデビュー、HD 6800シリーズのHD 6870とHD 6850を搭載したビデオカードが発売された。

 発売を確認できたのはSapphire、XFX、PowerColor、GIGABYTE、玄人志向のRadeon HD 6870/6850カードと、MSI、HISのRadeon HD 6870カードで、合計12種類。

 実売価格はRadeon HD 6870が24,980〜29,980円ほどで、Radeon HD 6850が19,980〜22,000円ほど(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。Radeon HD 5800世代よりも大幅に安いのが特徴で、特にコストパフォーマンスの向上が注目される。

 このほか、製品パッケージからATIロゴが消え、新たなAMDロゴに置き換わっている点も注目できそうだ。


●Radeon HD 5800のコストパフォーマンス改善版
 上位モデルも年内に?


HD 6870

HD 6870

HD 6870

HD 6870

HD 6870

HD 6870
 HD 6800シリーズは、新たなミドルレンジモデルとなるDirectX 11対応GPU。コアアーキテクチャの改善によりダイサイズあたりのパフォーマンスが従来比で35%以上向上したほか、アンチエイリアシング/異方性フィルタリングの品質向上、Blu-ray 3Dにも対応したUVDの最新バージョン「UVD3」のサポートなどを実現したとしている。製造プロセスは従来と同じ40nm。

 総合的な性能面では、Radeon HD 6870がRadeon HD 5850よりやや上、Radeon HD 6850がRadeon HD 5850のやや下といったレベル(詳細は僚誌PC Watchのレビューを参照のこと)。性能レンジはRadeon HD 5800→6800でわずかに下がっているものの、価格は2/3ほどに値下がりしており、コストパフォーマンスは大きく向上しているといえる。

 さらに、マルチディスプレイ機能のEyefinityは、DisplayPort 1.2でサポートされたマルチストリームにも対応。最大で6画面構成が可能な点は従来通りだが、マルチストリーム用のハブを用いることで、1基のDisplayPortから最大4画面への出力が可能になった。

 なお、ハイエンドモデルとしては「Radeon HD 6900」が用意されている。ファミリの最上位となるデュアルGPU構成のHD 6990、シングルGPU構成では最上位のHD 6970、その下位のHD 6950の3モデルがラインナップされ、シングルGPUモデルについては年内にカードが発売される見込みという。

 HD 6870の主なスペックは、対応メモリがGDDR5 1GB(256bit)、クロックがコア900MHz、ストリームプロセッサ数1,120、ROPユニット数32、消費電力が最大151W、アイドル時19W、外部電源端子が6ピン×2。

 HD 6850の主なスペックは、対応メモリがGDDR5 1GB(256bit)、クロックがコア775MHz、ストリームプロセッサ数960、ROPユニット数32、テクスチャユニット数48、消費電力が最大127W、アイドル時19W、外部電源端子が6ピン×1。


●Radeon HD 6870はリファレンス製品中心、
 Radeon HD 6850はオリジナルクーラー搭載モデルも

 今回発売された各社の製品は、いずれもリファレンス基板と思われるもの。Radeon HD 6850に関しては各社独自のクーラーを搭載する製品が多く、Radeon HD 6870はいずれもリファレンスクーラーと思われる。

 基本的な仕様はRadeon HD 6870/6850とも2スロットタイプで、電源コネクタはHD 6870が6ピン×2、HD 6850が6ピン×1。装備している映像端子はHD 6870がMini DisplayPort×2、HDMI×1、DVI×2、HD 6850がMini DisplayPort×1、HDMI×1、DVI×2。

 なお、店頭デモに関しては、ドスパラ秋葉原本店TWOTOP秋葉原本店が実施中。ドスパラ秋葉原本店ではモンスターハンターフロンティアオンラインのベンチマークを、TWOTOP秋葉原本店ではファイナルファンタジーXIV オフィシャルベンチマークを実施していた。

 ちなみに、AMDは「年内にATIブランドをAMDブランドに統合する」と発表していたが、今回ついにブランド統合を実施。発売されたHD 6870/6850搭載カードのパッケージには見慣れたATIロゴはなく、新しいデザインのAMDロゴが冠されている。

 AMDは2006年10月にATIの買収を完了したが、以降もATIブランド自体は存続し、製品パッケージなどでも引き続きATIロゴが使われていた。PC自作ユーザーにとっては馴染み深いブランドの一つだっただけに、今回のブランド統合に寂しさを覚える人も少なくなさそうだ。


□AMD Radeon HD 6000 Series Graphics Cards from AMD
http://www.amd.com/us/products/desktop/graphics/amd-radeon-hd-6000/Pages/amd-radeon-hd-6000.aspx

□関連記事
【2010年10月22日】 AMD、200ドルクラスのゲーマー向けGPU「Radeon HD 6800」シリーズ(PC Watch)
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【2010年9月4日】DVIで3画面出力が可能なRadeon HD 5770カードが発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100904/etc_sapphire.html
【2010年8月30日】AMD、今年中にATIブランドをAMDブランドに統合(PC Watch)
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【2010年4月3日】6出力ビデオカード「Eyefinity 6」が発売に
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【2009年11月21日】GPU×2個のハイエンドモデル「Radeon HD 5970」が発売
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【2009年9月26日】Radeon HD 5870発売、激しい争奪戦で強い品薄
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Radeon HD 6870

[撮影協力:ドスパラ秋葉原本店ZOA 秋葉原本店フェイス 秋葉原本店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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