【 2010年11月13日号 】
Tegra搭載のAndroidタブレット「LuvPad」が店頭デモ

 NVIDIAのGPU内蔵デュアルコアCPU「Tegra 250」やAndroid 2.2を搭載、高速性をうたったマウスコンピューターのタブレット「LuvPad AD100」の店頭デモがmouse computer秋葉原ダイレクトショップで始まった。デモ機は自由に操作できる状態だ。

 出荷開始は19日(金)の予定だが、初回入荷分はWeb受付で既に完売。店頭販売分の入荷時期は未定で、予約の受け付けは行なっていない。


●Tegra 250を搭載した高速Androidタブレット

 LuvPad AD100はGPU内蔵デュアルコアCPU、Tegra 250(クロック1GHz)などを搭載したタブレット端末。

 Tegra 250はシングルコアのTegra APX 2600の上位にあたるモデルで、CPUのコア数やクロックで上回るほか、超低電力をうたうGPU「ULP GeForce GPU」を内蔵し、1080p対応のエンコード/デコード機能やデュアルディスプレイ機能を備える点などが特徴だ。

 実際に展示機を操作してみると、操作感は既存のAndoroidタブレットに比べて非常に軽快。本体重量が約750gとやや重いため片手で長時間持つのは難しいが、パフォーマンスの高さではiPadに対抗できそうな印象。また、デモ機に興味を持つ来店者も多く、店頭では「1人5分まで」の張り紙まで出ている状態だ。

 LuvPad AD100はTegra 250のほか10.1インチ液晶パネル(1,024×600ドット)を搭載。液晶パネルはマルチタッチ対応の静電容量方式タッチセンサーを内蔵している。メインメモリは512MB。ストレージ容量はOS用512MB、データ用8GB。

 OSはAndroid 2.2で、Android用の日本語入力アプリケーション「Simeji」もプリインストールされている。ただし、Androidマーケットには利用できず、同社は「Camangi Marketなど他マーケットを利用してほしい」としている。

 主な搭載機能はMini HDMI、無線LAN(IEEE 802.11b/g)、Bluetooth 2.1+EDR、microSDカードリーダー(最大32GB)、USB 2.0(ミニB端子)、サウンド(スピーカー、ヘッドフォン端子装備)。

 本体はサイズ(約)が幅169×高さ13.9×奥行き260mm、重量約750g。電源は内蔵のリチウムイオンバッテリー(7.4V/3,500mAh)で、連続動作時間は約8.5時間(動画再生時)。

 なお、OSに関しては「正式に決定していることではないが、Android OSがアップデートした際は、可能ならばバージョンアップしたい」(マウスコンピュータ)とされている。

 Tegra 250搭載のAndroidタブレットはWSL Japanが扱う「P10AN01」も発売予告されており、当初の10月末発売予定が11月中旬予定に延期されている状態だ。


[動画] LuvPad AD100を操作 / 32秒
※Youtubeで動画を視聴したい方はこちら

□LuvPad(マウスコンピューター)
http://www.mouse-jp.co.jp/luvpad/
□Tegra 2(NVIDIA)
http://www.nvidia.co.jp/object/tegra-2-jp.html

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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20101113/etc_tegra.html
【2010年11月12日】マウス、Android/Tegra 2ベースのタブレット「LuvPad」をデモ(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20101112_406566.html


マウスコンピューター LuvPad AD100

[撮影協力:mouse computer秋葉原ダイレクトショップ]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。