USBサウンドの音質を改善するというユニークなコンセプトのUSBハブ。メーカーはラトックシステム。 RAL-HUB02はUSBサウンド向けをうたった4ポートのUSBハブで、「接続したUSBサウンド機器の音質が改善できる」(ラトックシステム)とされるもの。同社によれば、PCのUSBポートから出力されるサウンドデータは様々な影響で、パケットのタイミングがずれる場合があるが、このハブを介してUSBサウンド機器を接続することでずれを解消、音質を改善できるという。 具体的には、内蔵の高精度クロックを用いてUSB 2.0からUSB 1.1へパケット変換を行なうことで、タイミングの補正を行なっているという。 ただし、USB 1.1へパケット変換が行なわれているため、USB 2.0のハイスピードモード(480Mbps)を使用するUSB Audioの高速規格「USB Audio Class 2.0」に準拠した機器では不具合が発生する可能性がある。最近は、USB Audio Class 2.0に準拠し24bit/192kHz対応を実現したハイエンドのUSBサウンドデバイスも増えつつあり、こうした製品のユーザーは要注意と言えそう。 同社では特にこの点には言及していないが、いまのところ、同社による「動作確認済みUSBオーディオ機器」には24bit/192kHz対応機器は含まれていない。 このほか、低ノイズ設計をうたうACアダプタ「RAL-AC05-03」が付属しているのも特徴。このACアダプタで本体に電源を供給することで、USBポートから高い品質のバスパワーを供給し、サウンド機器の音質向上と安定動作を実現できるとされる。 本体サイズ(約)は幅148×高さ28×奥行き78mm。付属品はUSBケーブル、ACアダプタなど。
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