【 2010年12月25日号 】 | |
HDDラベルになる「メモリ液晶」付きHDDケースが登場 |
- ※(12/25更新)5インチベイモデル/交換用カートリッジなども発売。
電源OFFでも空き容量やタイトルなどが分かる「メモリ液晶」を備えた、ラトックシステムのHDDケース製品多数が発売された。
●外付けケースやリムーバブルケース、トレイなど多数が発売
発売された製品のうち、コアとなるのはシンプルな外付けHDDケース「RS-EC3M-U3」(USB 3.0/実売価格6,980円前後)と、リムーバブルタイプの5インチベイ用ケースセット「SAM-RC1」(SATA+USB接続/7,980円前後)、同じくリムーバブルタイプの外付けHDDケースセット「SAM-DK1-U3」(USB 3.0/16,800円前後)、両リムーバブルケースで使う単体トレイ「SAM-TR1」(4,980円前後)。これに加えて、メモリ液晶付きトレイをUSB 3.0で直結して使うアダプタ「SA-IFK-U3」(5,980円前後)や、そのアダプタにトレイをセットしたセットモデル「SAM-IFK-U3」(7,980円前後)も発売。また、メモリ液晶付きトレイと互換性がある、メモリ液晶無しの交換用トレイ「SA3-TR1」(2,980円前後)、メモリ液晶無しのトレイ+ケースセット「SA3-RC1」(5,980円前後)、メモリ液晶無しのトレイ+USB 3.0アダプタセット「SA3-IFK-U3」(5,980円前後)も登場している(以上、詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●電源OFFでもラベルを表示、
文字や容量などを表示可能
これらの製品は、先週のイベント「2010 AKIBA-PC-DIY EXPO 冬の陣」でも展示されていた製品で、交換トレイの前面にモノクロの液晶画面「メモリ液晶」を備えているのが特徴。メモリ液晶には、HDDの空き容量を示す目盛りのほか、テキスト表示領域も用意されており、電源OFF時やトレイを取り外した状態でも、電池により表示内容が見られるようになっている。
表示するテキスト文字は、付属ソフト「液晶表示マネージャー」を使って自由に編集でき、例えばHDDに「録画用」「データ用」などの名前を付けたり、録画した番組のタイトルや日付を記して管理したりといった使い方も可能だ。付属ソフトでは、画面表示を回転させたり(左右90度、180度)、白黒を反転、あるいはQRコードを表示する、といったこともできる。また、S.M.A.R.T.情報を、正常、注意、危険の三段階で表示しておくこともできるとのこと。
このほか、「表示内容をピクセル単位で自由に編集できるツールもあり、一般公開も検討中」(同社)という。
また、液晶用の電源としてコイン形電池(CR2032)を内蔵しているが、同社によれば電池寿命は約10年とのこと。頻繁に交換しなければならないといったことはまずなさそうだ。
なお、多数のラインナップが同時発売されているが、Serial ATAでデータをやりとりする5インチベイ内蔵モデルは、メモリ液晶制御用に内部USBコネクタとの接続が必要になる。
□SAM-DK1-U3(ラトックシステム)
http://www.rexpccard.co.jp/products/subpage/samdk1u3.html□関連記事
【2010年12月18日】「PC-DIY EXPO」開催、ラトック/サイズ/Zalmanなどが未発売製品を展示
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20101218/etc_unitcom4.htmlラトックシステム REX-SATA M