【 2011年8月11日 】
PC-9801やアーケード基板もOKなビデオキャプチャが店頭発売
スーファミなどもRGBでキャプチャ可能

 PC-9801などのレトロPCやアーケードゲーム基板、さらには旧型ゲーム機などをアナログRGBで接続、ビデオキャプチャできるというPCI Express x1対応キャプチャカード「SC-500N1/DVI」がショップ店頭に登場した。

 メーカーはマイコンソフト。6月以降、同社Webサイトで販売されていたが、店頭販売を確認したのは今回が初めてだ。

 実売価格は23,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。


●640×400ドットなどにも対応、オプション併用でゲーム機も接続

 SC-500N1/DVIは最大1080p/24pの映像が入力可能がソフトウェアエンコードタイプのキャプチャカード。

 HDMI、DVI-I、コンポーネントビデオの映像入力端子が使えるほか、付属のD-Sub−DVI-I変換アダプタを接続することでアナログRGB入力にも対応。アナログRGB入力は水平同期周波数が15kHz、24kHz、31kHzの映像に対応しており、24kHzのPC-9801シリーズの映像も入力可能。仕様を見ると640×400ドット(56Hz)や640×480ドット(60Hz)、800×600ドット(60Hz)にも対応しているとされている。

 さらに、別売の複合同期信号分離ユニット「XSYNC-1」を使うことで、21ピンRGB端子からの映像をこの製品に入力、PC画面に表示/キャプチャすることが可能。例えばスーパーファミコンやセガサターン、メガドライブ、アーケードゲーム基板(対応できない基板も多いとのこと)などのゲームの映像をキャプチャすることも可能。また、XSYNC-1は映像分配機能もあるため、これを利用して遅延のないモニタリングも行える。

 ただし、ゲーム機用の21ピンRGBケーブルは別途用意する必要がある。これらは既に入手困難になっているものも多いため、購入を検討する場合は要注意。

 SC-500N1/DVIの各映像入力端子の最大対応解像度はHDMI/DVI-Dが1080p(24)、コンポーネントビデオ/アナログRGBが1080i(60)。HDMI/DVI-D入力はHDCP非対応。また、キャプチャソフト「VideoKeeper」が付属するほか、DirectShow対応キャプチャソフトが使用可能とされている。

 動作環境はPentium Dual-Core E2200(2.2GHz)以上(Core i5 3GHz以上推奨)、Intel製チップセット、メモリ1GB(2GB以上推奨)、HDD 300GB以上(500GB以上推奨)、DirectX 9.0c対応グラフィック機能(ハードウェアオーバーレイ対応)。対応OSはWindows 7 SP1(32bit/64bit)、Vista SP1(32bit/64bit)、XP SP3(32bit)。

 付属品はコンポーネントビデオ・音声入力複合ケーブル、D-Sub−DVI-I変換アダプタなど。


□SC-500N1/DVI / XSYNC-1(マイコンソフト)
http://www.micomsoft.co.jp/sc-500n1.htm
http://micomsoft.co.jp/shop/sc-500n1.html
http://micomsoft.co.jp/shop/xsync-1.html

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【2011年6月17日】マイコンソフト、PC-98の映像も取り込めるHDMIキャプチャ(AV Watch)
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20110617_453984.html


マイコンソフト SC-500N1/DVI

[撮影協力:##ark##]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。