【 2011年9月17日 】
「500MB/sのHDD必須」なHDMIキャプチャが発売に
1080p/60fpsの無圧縮、40秒で9GB超

 1080p/60fps映像を非圧縮で取り込めるキャプチャカード「Monster XX」がエスケイネットから発売された。必要環境に「転送速度500MB/s以上のHDD」が挙げられるなど、ハイエンドのスペックが求められているのも特徴だ。

 実売価格は45,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。TSUKUMO eX.(4F)ではこの製品でキャプチャしたサンプル映像も用意されており、「映像を見てみたい人はスタッフに声をかけてほしい」(同店)としている。


●安定録画には500MB/sのHDD必須
 録画ファイルは40秒で9GB超

 Monster XXは映像入力端子としてHDMIを備えたPCI Express x4対応キャプチャカード。最大で解像度1,920×1,080ドット、フレームレート60fpsの映像をキャプチャできるというスペックの高さが特徴だ。

 対応入力解像度は1,920×1,080ドット(60/30/24fps、60i)、1,280×720ドット(60fps)。映像は非圧縮AVIで保存できるほか、静止画キャプチャ(BMP)も行なえる。

 また、こうした非圧縮の高解像度キャプチャを行うためには、高速HDDが必要とされている。例えば1080p/60fps映像のキャプチャを行なうには、「計算上は約250MB/sのリード/ライト速度が必要だが、安定した録画と再生を行なうには500MB/sのHDD環境が必要」(同社)という。

 さらに、こうした速度で取り込まれたキャプチャファイルは40秒で9.38GB(サンプルファイルの例)にも及ぶ。つまり、速度と容量、両面を兼ね備えたストレージが必須、という最近では珍しい製品だ。もちろん、単体で500MB/s出せるHDDは一般的でないため、実際にはRAIDなどを活用してストレージを構築することになるだろう。

 この他に挙げられている必要環境は、Intel Core i5 2.4GHz以上、メモリ4GB以上(推奨)、Windows 7(32bit/64bit)/Vista(32bit/64bit)など。

 カードサイズは168×88×9mm(突起部を除く)。ドライバやキャプチャソフトなどを収録したCD-ROMが付属する。


□Monster XX(エスケイネット)
http://www.sknet-web.co.jp/product/mvxx/index.html

□関連記事
【2011年8月31日】SKnet、1080/60pキャプチャカード「MonsterXX」(AV Watch)
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20110831_474217.html
【2010年12月25日】エスケイネット Monster X3(SK-MVX3)(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20101225/ni_cmonx3.html


エスケイネット Monster XX

[撮影協力:TSUKUMO eX.TWOTOP秋葉原本店ツクモパソコン本店ドスパラパーツ館]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。