【 2011年9月23日 】
AndroidがインストールされたWindows 7タブレットが登場
Win7上でAndroidが動作

 仮想化ソフトによりWindows 7上でAndroid 2.2が使えるという10.1インチタブレット「ViewPad 10pro」がViewSonicから登場した。SOUTHTOWN 437の実売価格は69,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。


●仮想化ソフト「BlueStacks」でAndroidが動作


仮想化ソフト「BlueStacks」

Android 2.2が動作

BlueStacksが起動中

Androidの「Apps」画面
 これまでにもWindowsとAndroidが起動できるデュアルブート対応タブレットが販売されているが、今回のViewPad 10proは仮想化ソフトによりWindows上でAndroidが動かせるというのが特徴。

 「Android Player for Windows」とも呼ばれる仮想化ソフト「BlueStacks」が導入されており、メインOSであるWindows 7 Home Premium(英語版)上で、Android 2.2を動作させることができる。

 Androidは仮想化ソフトにより動作させているため、動きは遅いものの、デュアルブートと違ってOSの切り替えがシームレスに行なえるのがメリット。デスクトップ画面でBlueStacksアイコンをタッチすればAndroidが起動でき、Windowsに戻るには画面の上または右のWindowsボタンをタッチすればよい。

 ちなみに、BlueStacksの初回起動時はAndroidの読み込みに時間がかかるが、2回目以降はすぐにAndroidが起動できることが確認できた。


●インストールされているWindows 7は英語版

 ただし、インストールされているWindows 7は英語版であるため、そのままでは日本語入力が行なえない点などには注意が必要(標準では英語、中国語に対応)。

 また、クイックスタートガイドにはWindows 7 Home PremiumだけでなくProfessionalを起動するための手順も書かれているが、手順どおりに行なってもHome Premiumしか起動できず、同店も「この機能については不明」としている。

 このほか、Android上には、各種アプリがダウンロードできると見られる「Apps」アイコンが用意されているが、実際にダウンロードできるかどうかは未確認。

 本体サイズは幅263×高さ14.9〜16.5×奥行き174mm、重量は1.08kg。液晶パネルの解像度は1,024×600ドット(マルチタッチ対応)。

 搭載CPUはデュアルコアのAtom Z670(クロック1.5GHz)、チップセットはIntel SM35 Express、メモリはDDR2 2GB。ストレージは32GBのSSDを搭載している。

 主な搭載機能はMini HDMI、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth 2.1+EDR、USB 2.0(シリーズA端子)、1.3メガピクセル前面カメラ、microSDカードリーダー(最大32GB)。3G通信機能はW-CDMA 900/1900/2100MHzをサポートする。なお、3G通信機能が国内で利用できるかどうかは不明。


□ViewPad 10pro(ViewSonic)
http://www.viewsonic.com/products/v10p.htm
□BlueStacks
http://www.bluestacks.com/
□関連記事
【2011年8月27日】Android 2.2とWindows 7でデュアルブートできるタブレットが販売中
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110827/etc_unifox.html
【2011年8月10日】クォーレスト、ViewSonic製Windows 7/Androidデュアルブートタブレット(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110810_466831.html

ViewSonic ViewPad 10pro

[撮影協力:SOUTHTOWN 437]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。