【 2011年11月9日 】
PCレスの「Ustream配信アダプタ」が来週発売
HDMI入力/電池駆動、マイクもOK

 PCなしでUStreamでのストリーミング配信が行なえる小型ユニット「Live Shell」がCerevoから15日(火)に発売される予定だ。

 オリオスペックにはサンプルが入荷、予約の受け付けを行なっている。販売可能な製品は同日に少量入荷する予定で、同店は「数量未定のため先着順で販売する」としている。予価は26,800円。


●HDMIなどの入力を有線/無線で配信
 音声はミキシング可、電池でも動作

 Live Shellは、入力した映像と音声をPCを使わずにUStreamで配信できるようにするユニット。有線LAN(10/100BASE-T)と無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)の機能を備え、直にルータなどに接続することで映像/音声を配信できる。配信映像の解像度は704×528ドット、最大ビットレートは1.5Mbps程度としている。

 ビットレート、フレームレートなどの変更や音量調整といった操作は、専用のWebサイト「Dashboard」から行なう。Dashboardでは、テロップ挿入のほか「一時停止画像」の指定も可能で、例えば配信を一時中断したい場合に「しばらくお待ちください」といった旨のメッセージ画面に切り替えることもできる。

 また、Dashboardにはインターネット経由でアクセスするため、タブレットやスマートフォンなどからも操作でき、離れた場所から操作するといった遠隔操作に利用することも可能だ。

 映像端子はHDMI(HDCP非対応)とコンポジットビデオ入力を、音声端子はステレオマイク入力とライン入力をそれぞれ装備(コンポジットビデオとラインは付属のAV-INケーブルを使用)。HDMI、マイク、ラインから入力した音声は独立して音量調整できるほか、3つをミキシングした音声が配信される。

 本体は幅68×高さ26×奥行き120mm、重量108gとコンパクトかつ軽量。付属の金具を使うことでビデオカメラなどのアクセサリーシューに固定することも可能で、野外で撮影した映像を配信するといった用途にも向きそうだ。

 電源は単3形電池3本(三洋電機製のeneloop、eneloop proを推奨)または付属のACアダプタで供給。eneloop pro使用時は連続3時間以上の配信が可能としている。

 付属品はACアダプタ、アクセサリーシュー取り付け金具、AV-INケーブル、無線LANアダプタ、HDMI−miniHDMI変換ケーブル(長さ60cm)。

 なお、CerevoのWebサイトでは、Live Shellを使ったUstreamの配信映像がサンプルとして公開中だ。


□Cerevo
http://www.cerevo.com/
□Live Shell(Cerevo)
http://s.cerevo.com/
□オリオスペックによる製品情報
http://www.oliospec.com/item_detail/itemCode,LiveShell/

□関連記事
【2011年10月28日】「ニコ生/Ustream向け」をうたうHDMIキャプチャが発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20111029/etc_sknet.html
【2011年10月17日】Cerevo、Ustream用ビデオ配信ユニット「Live Shell」(AV Watch)
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20111017_484413.html


予約 Live Shell

[撮影協力:オリオスペック]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。