SempronブランドCPUの新モデル「Sempron X2 190」。 Sempronの新製品を店頭で確認したのは、2009年2月に登場したSocket AM2対応のX2 2300以来で、約3年5ヶ月振り。 今回のX2 190は、AMDの現行CPUとしては、Socket AM3+対応クアッドコアCPUのFX-4100(3.6GHz)の下位にあたる。対応CPUソケットはSocket AM3で、CPUコア構成もデュアルコアにとどまるが、TDP 45Wと省電力性が高く、4千円を切るという価格の安さも魅力だ。 その他の主なスペックは、1次キャッシュ256KB(128KB×2)、2次キャッシュ1MB(512KB×2)、バス速度4,000MT/s(Hyper Transport)、最大対応メモリがDDR3 1066。今回確認した製品のOPNは「SDX190HDK22GM」。 なお、コアのアーキテクチャは特に明示されていないが、スペックから推定すると、FXシリーズが採用するBulldozerコアではなく、その前アーキテクチャであるK10系コアと思われる。現在、新品として販売されているSocket AM3/3+系CPUはAMD FXばかりのため、実質上、「Bulldozer以外」では唯一の存在かもしれない。 □関連記事 【2012年6月29日】日本AMD、3,780円の45WデュアルコアCPU「Sempron X2 190」(PC Watch) http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120629_543697.html 【2009年2月21日】AMD Sempron X2 2300(今週見つけた新製品) http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20090221/ni_csemp23.html 【2008年3月22日】デュアルコアのSempron X2が初登場、2100が7千円 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20080322/etc_sempronx2.html
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