今週見つけた新製品

製品ジャンル:SSD/HDD

Seagate ST1000LM014

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価格(円)ショップ備考
メーカー/製品名

SeagateST1000LM014

  • 2.5インチSATA-HDD/1TB
  • フラッシュメモリ8GB/バッファ64MB/6Gbps
12,980TSUKUMO eX.1F
12,980ツクモパソコン本店II1F
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  SSD+HDD型のハイブリッドストレージを「SSHD」という新しいネーミングでアピールするSeagate製のハイブリッドHDD。同社の「Laptop SSHD」シリーズの属するモデルで、発売されたのは2.5インチ/容量1TBのモデル。

 Laptop SSHDは、2010年7月に登場した「Momentus XT」と同様に、NANDフラッシュとHDDを組み合わせることで高速性とコストパフォーマンスを両立させた6Gbps SATA対応の2.5インチドライブ。同社は「SSD並みの起動速度とパフォーマンスを持つ」とアピールしている。

 両モデルの主な違いは、搭載されているNANDフラッシュの種類。Momentus XTが4GBまたは8GBのSLC NANDフラッシュだったのに対し、Laptop SSHDでは8GB MLC NANDフラッシュが搭載されている。

 ちなみに、海外のPC関連情報サイトによると、搭載されているフラッシュは「SLC/MLCの両方で動作するデュアルモードNAND」だという。他にも「デュアルモードNANDはMomentus XTのSLC NANDより高速」「ブートデータはSLC部分に格納されている」といった情報が見られる。公式な仕様としては公開されていないが、事実とすれば興味深い内容だ。

 データ管理には、Momentus XTと同様に「Adaptive Memory」技術が採用。Adaptive Memoryでは、頻繁に使われるファイルを自動的にフラッシュ部分に配置し、パフォーマンスを向上させるという。

 なお、Momentus XTではデータ転送速度などの具体的なパフォーマンス指標は公表されていなかったが、Laptop SSHDではデータシートで「平均データ・スループット 100MB/秒」「PC Mark Vantage平均HDDスコア 19,838」とされている。また、Windows 8の平均起動時間は10秒以下という。

 その他のST1000LM014の主なスペックは、キャッシュ容量64MB、ヘッド数4、プラッタ数2、消費電力がシーク時2.7W、アイドル時0.9W、動作音量がシーク時24dB、アイドル時22dB、本体サイズが高さ9.5×幅69.85×奥行き100.35mm。

 このほか、厚さ7mmという薄型で、容量500GBの「ST500LM000」がラインナップされている。こちらは「Laptop Thin SSHD」と名付けられている。