今週見つけた主な新製品　(2013年9月7日)

　 TDP 65W版Haswell CPUの新モデル。Core i5シリーズの製品で、プロセッサナンバーは「4440S」。

　主な仕様はコア数が4つで、動作クロックが2.8GHz、キャッシュ容量が6MB、内蔵GPUはIntel HD Graphics 4600。

　 PC3-14900(DDR3-1866)に対応した16GBのECC Registered DIMMの4本セット品。メーカーはセンチュリーマイクロ。

　製品の正式な型番などは不明で、バルク品だが4本セットでのみ販売されている。搭載DRAMチップはSK hynix製のもの。

　なお、今のところDDR3-1866準拠のECC Registered DIMMに正式対応するCPUは発売されていない。ただし、今後発売される予定のIvy BridgeベースのLGA2011対応CPU「Core i7-4960X」などはDDR3-1866対応とされており、同タイプのコアを採用したXeonが発売されれば正式サポートされる可能性がある。

　 ゲーム向けLANチップ「Killer E2205」を搭載したMSI製ゲーミングマザーボードの新モデル。H87搭載モデルとB85搭載モデルの2製品が発売されている。

　チップセット以外の仕様はほぼ共通で、主な搭載デバイスはCPU内蔵GPUによるVGA/DVI/HDMI出力、7.1chサウンド、USB 3.0など。

　 MSIのオーバークロック向けGeForce GTX 780ビデオカード。

　オーバークロックに最適化された基板デザインと電源回路をウリとするモデルで、動作クロックはコア980MHz(ブースト時1,033MHz)/メモリ6,008MHz。搭載メモリはGDDR5 3GB。

　オーバークロック時に足かせとなる過電流保護機能や電源フェーズ切り替え機能を無効としたUnlocked BIOSを搭載しており、通常のBIOSと切替えて使用する事が可能。電力供給を強化する追加基板「GPU Reactor」が付属しているほか、電圧をリアルタイムに測定可能な「V-チェックポイント」も基板上に備えている。

　クーラーは3連ファンを搭載した新型の「TriFrozr」を採用。

　ゲームソフト「バイオハザード6」のダウンロードクーポンが同梱されている。

　 オーバークロック仕様のMSI製GeForce GTX 760ビデオカード。搭載メモリはGDDR5 2GB。

　搭載クーラーは2連ファンタイプの「Twin Frozr IV Advanced」で、動作クロックはコア1,111MHz(ブースト時1,176MHz)/メモリ6,008MHz。

　 Intel製SSD「SSD 530」シリーズ(2.5インチモデル)のリテールパッケージ品。容量別に240GBと180GBが発売されている。

　SSD 530シリーズについては、茶色の箱に入ったバルク品が7月下旬に先行発売されているが、今回登場したのは化粧箱に入ったリテールパッケージ品。

　バルク品になかった特徴は、SSDの厚さを7mm→9.5mmと増やすためのプレートが付属していることで、これを装着することで9.5mm厚専用のドライブベイに搭載できるようになる。

　興味深いのはこのプレートが凝ったデザインになっていること。表面にはIntelロゴが刻印されているほか、SSD表面のイメージイラストがそのまま見える「窓」も用意。単なる「スペーサー」ではないイメージ。

　SSDそのものはバルク品と同じと見られる。インターフェイスは6Gbps SATA。搭載フラッシュメモリは20nmプロセスのIntel製MLC NAND。公称パフォーマンスはシーケンシャルリード540MB/s、ライト490MB/s、ランダム4Kリード41,000IOPS、ライト80,000IOPS。

　 OCZの2.5インチ/7mm厚SSD「Vertex 450」の256GBモデル。

　搭載コントローラはIndilinxとPLX Technology共同開発の「Barefoot 3 M10」で、20nmプロセスのMLC NANDフラッシュメモリを採用している。

　転送速度はリード540MB/s・ライト525MB/sで、「Acronis True Image」のライセンスキーが付属している。

　 WD Blackシリーズに属する容量320GBのWesternDigital製2.5インチHDD。

　ディスク回転数は7,200rpmで、バッファ容量は16MB。

　 DSDファイルのネットワーク配信に対応したバッファローのNAS。容量は4TB(2TB×2台/出荷時はRAID 1で動作)。

　「ネットワークオーディオ向け」(同社)をうたうNASで、DLNAサーバーを介して高音質ファイルをネットワーク配信できる。製品自体は今年7月に発売されていたが、「受発注品なので、店頭での在庫販売はあまりないはず」(ツクモパソコン本店II)という。

　搭載するDLNAサーバーは「TwonkyMediaServer7.1」で、再生可能なファイル形式としてWAVE/AIFF/FLACや、DSD64(2.8MHz)、DSD128(5.6MHz)形式などが挙げられている。

　なお、DSDファイルを再生するには対応オーディオ機器を組み合わせる必要がある。同社では動作確認済み機器をWebサイトで公開している。

　ネットワークインターフェイスは1000Base-T LAN。

　 3.5インチベイ内蔵型メモリーカードリーダーの新モデル。メーカーはオウルテック。

　USB 3.0ヘッダピン接続タイプの製品で、カードリーダの他にUSB 3.0ポートを1系統備えている。

　 オプションで10GBASE-T対応化できるQNAP製NASキット。3モデルが発売されている。

　ラインナップは8ベイモデルの「TS-870」、6ベイモデルの「TS-670」、4ベイモデルの「TS-470」。オプションの10GBASE-Tカード「LAN-10G2T-D」も同時に発売されている。

　　TS-870/670/470は、クロック2.6GHzのIntel製デュアルコアCPUや2GBメモリを搭載したビジネスユースのGigabit Ethernet対応NASキット。

　前面に最大8基のホットスワップ対応ベイを備え、別途用意した3.5インチ/2.5インチのSATAドライブを内蔵し、シングルディスクやJBOD、RAIDなどでストレージを構築できる。対応RAIDレベルは0、1、5、6、10など。

　また、本体に標準搭載されているPCIe接続のGigabit Ethernetカードを、オプションの10GBASE-Tカードに交換することで、ネットワークインターフェイスを強化できるのも特徴。

　同社によれば、TS-870に10GBASE-Tカードを搭載した場合のスループットは1,000MB/s以上、100,000IOPS以上で、大容量の動画でもTS-870にファイルを置いたまま動的に編集することが可能という。

　インターフェイスは3モデル共通で、Gigabit Ethernet×4、USB 3.0×2、USB 2.0×3、eSATA×2など。HDMI端子やサウンド端子も備え、独自機能「HD Station」などを用いることでNAS内のコンテンツなどをAV機器に直接出力できる。

　本体サイズと冷却ファンの搭載数は、TS-870が高さ185.2×幅298.2×奥行き235.4mm、120mmファン×2、TS-670が高さ175×幅257×奥行き235mm、90mmファン×2、TS-470が高さ177×幅180×奥行き235mm、90mmファン×1。

　なお、同社の1Uラック搭載タイプのNASを10GBASE-T対応化するカード「LAN-10G2T-U」も発売されている。

　 シガーライター付きのバッテリー内蔵iPhone 5ケース。

　この製品は、iPhone 5への充電が可能なバッテリーと、電子式ライターを備えたiPhone 5用ケース。本体裏面の小さなカバーをスライドさせるとライターの電源がONになり、そのまま3秒ほど待つとタバコなどへの着火に使用できるようになる。

　ちなみに、ライターの電源にはケース内蔵のバッテリーが使われており、ケース単体でもライターとして使用可能だ。

　バッテリー容量は1,800mAh。バッテリーへの充電はUSB経由で行なう。なお、パッケージの説明書きでは「充電中はライターは使用できない」とされている。

　なお、不意のスライドなどに対する安全機構（ロックなど）があるかどうかは不明。不意に発火してしまう可能性も考えられるため、「カバンに入れっぱなし」といった使い方は要注意だが、目の届く範囲で使うなら、なかなかスタイリッシュなアイテムとして使えるかもしれない。

　 Xperia Z Ultra向けの充電台。Sony Mobile純正品。

　Xperia Z Ultraにカバーケースを装着した状態でも利用可能。

　 Lightningコネクタと3ポートUSBハブが一体になったUSBケーブル。

　Lightningコネクタは「iPad/iPhoneのデータ通信のみに対応している(充電は不可)」(ショップ)という。

　 Lightningケーブルが付属したシガーソケット - USB変換アダプタの新モデル。メーカーはIPEGA。

　本体にケーブルを巻き付けられるようになっている。

　 BlackBerry Z10またはQ10用の大容量バッテリー。容量はZ10用が1,900mAh、Q10が2,200mAh。

　両製品ともに大きさは標準バッテリーと同じ。

　 ソーラーパネル付きのモバイルバッテリー。容量は2,900mAh。

　ソーラーパネル使用時の充電時間は約18時間(晴天時)。USBバスパワー充電にも対応しており、その際は約5時間とされている。出力は最大1.5A対応。

　 シガーソケットからノートPCに給電ができる変換アダプタ。メーカーはLVSUNで、発売元はサンコー。

　出力電圧は14V〜24V(電流は6A)で、電圧は自動で調整される。各種ノートPCに対応するために、変換コネクタが10種類用意されている。

　この他、スマートフォンなどを充電できるようにUSB出力ポートも1つ備えている。

　 IEEE 802.11ac(ドラフト)に対応したプラネックス製のUSB無線LANアダプタ。最大転送速度は433Mbpsで、大型のアンテナを搭載している。

　 ワイヤレスのエルゴノミクスデザインキーボード。日本マイクロソフトの製品で、ワイヤレスマウス/ワイヤレステンキーがセットになっている。

　キーボードは左右にキーが分れた独自配列となっており、先進のエルゴノミクス理論に基づいたものとされている。

　 　5つのゾーンを異なるカラーで発光させることができるというゲーミングキーボード。メーカーはSteelSeries。

　この製品は多くの独自キーを搭載したゲーム向け日本語キーボード。

　本体左端とファンクションキー上側に計22個のマクロキーを装備。マクロキー1個あたり最大4レイヤーの設定が可能で、これにより最大88通りのマクロ設定が可能という。レイヤーの切り替えは、左上にある4つのセレクトキーで行なえる。

　ユニークなのは、本体の5ヶ所のゾーン毎に、内蔵LEDの発光色が変えられる点。設定可能な色数は1,680万色、輝度は8段階で、同社の統合ソフト「SteelSeries Engine」を用いて、マクロキー部、メインキー部、テンキー部などの発光色を個別に設定できる。

　また、マクロレイヤー毎に配色を変えることもでき、例えば、攻撃用マクロにはレッド、防御用にはブルーなどと配色することで、起動されているレイヤーを識別するのに利用できるという。

　キートップのかな刻印はなし。キーの同時押しは最大20個まで対応する。接続インターフェイスはUSBで、2ポートのUSBハブも備える。

　このほか、ホワイトイルミネーション仕様でマクロキーも17個に減った下位モデルも同時に発売されている。

　 腱鞘炎になりにくいというUSBマウス。発売元は上海問屋。

　この製品はレーザーセンサーを搭載したUSB 2.0接続マウスで、手首に負担が掛からず腱鞘炎になりにくいという縦長の本体デザインが特徴。

　普通のマウスは、本体に手のひらを被せるようにして使用するが、この製品の場合は、縦長の本体を手前から右手で掴むというスタイル。右側面に左右クリックボタンとホイールボタンが、左側面に上下サイドボタン（進む/戻る）があり、それぞれを人差し指と中指、親指で操作する。

　上海問屋によれば、このスタイルでは「手首をひねる動作が減り、自然な角度でマウスを握ることができるので、長時間の使用でも手首に負担がかからない」という。

　本体サイズは10×7.2×7cm、重量は約140g。レーザーセンサーの解像度は、本体底面のボタンで800/1,200/2,100/3,400dpiの4段階に調節できる。USBケーブル長は1.5m。対応OSはWindows 8/7/Vista/XP、Mac OS X 10.2以降。

　 ワイヤレスバーコードリーダーの新モデル。レシーバーはUSB接続タイプ。

　使用時間は約48時間。USBバスパワー充電対応で、充電時間は4〜5時間とされている。

　 Core i3/i5の両方のNUCマザーに対応したファンレスケース。メーカーはAkasa。

　Newton Plusは、IntelのNUCマザーボードをファンレスで運用できるアルミ製PCケース。6月に登場した「Newton（AK-ITX07-BK）」の新モデルで、Core i3/i5の両方のNUCマザーが搭載できるようになったのが特徴。

　NUCマザーはCore i3/i5モデルでフロントUSBポートなどの位置が異なるため、後発のCore i5モデルでは以前のNUCケースが使用できないという難点があったが、Newton Plusでは2種類のフロント/バックパネルを用意することでこの問題を解消している。

　対応マザーはCore i5-3427U搭載モデル「D53427RKE」、Core i3-3217U搭載モデル「D33217GKE」、Celeron 847搭載モデル「DCP847SKE」の3種類。

　標準搭載のパネルはCore i3/Celeronモデル用で、付属のパネルに交換することによりCore i5モデルが内蔵できるようになる。Core i5モデル用のフロントパネルには、USB 3.0ポートのほか2基のUSB 2.0ポートもあり、計3基のフロントUSBポートが使用できる。

　本体サイズは幅150×奥行き150×高さ47mm。マザーを内蔵する際は、マザーに標準搭載されている冷却システムを取り外す必要がある。付属品はマザー固定用ネジ、グリス、VESAマウント用ネジなど。電源は別売り。

　 ATX電源を搭載できるミニタワー型のMini-ITXケース。メーカーはJONSBOで、国内発売元はサイズ。

　本体はヘアライン加工が施されたアルミ素材が採用されている。搭載するベイは3.5インチシャドウ×1、2.5インチシャドウ×1、3.5インチ/2.5インチ共用シャドウ×1。

　背面には3段階の速度変更ができる12cmファンが1基搭載されている。

　カラーはブラック/シルバー/レッドの3色で、電源は別売り。

　 疲れ目対策機能をウリとするEIZOの23インチ液晶ディスプレイ。解像度はフルHDで、パネルはIPS。

　目が疲れない明るさに自動調光するAuto EcoView機能、画面のちらつきを低減するEyeCare調光方式機能、コントラストや輝度を調整するEyeCare Filter機能、ブルーライトを大幅にカットするというPaperモード機能などを備えるという。

　 80PLUS GOLD認証を取得した容量1,200WのENERMAX製ATX電源。

　内部電源ケーブルは着脱式。