1999年6月12日号 |
そのG400シリーズの国内登場ももう間近。ソフトクリエイトFM館が代理店の制作した日本語パンフレットを配布し始めたほか、BLESSでは店内で「週末限定」という条件付きでMillnnium G400のデモまで始めている。いずれも入荷は近日とのこと。BLESSのデモでは、MillenniumG400/32MB DUAL/AGPを使ってデュアルヘッドディスプレイを実演中で、CRTディスプレイにベンチマークソフトの3D Mark MAXを表示させる一方、同時に液晶ディスプレイへ一般的な2D表示のアプリケーション画面を映し、その安定性とパフォーマンスの良さをアピールしている。
ショップ内でG400の実物デモンストレーションが行われるというのはおそらく世界初。誰でも見られる状態になっているという意味でも稀なケースで、画質やパフォーマンスをチェックしてみたいという人には絶好のチャンス。同店ではパッケージの実物も展示中だ。
□Millennium G400(Matrox Graphics)
http://www.matrox.com/mga/g400/home.htm
[撮影協力:BLESS]
シーティーエスが発売した「ヒートターミネーター SF-7500」は、5インチベイ2段サイズのHDDマウンタに8cm角ファンが内蔵されたHDDクーラーで、HDDを冷却する以外にも3.5インチHDDを最大3台マウントできるという特徴を持っている(パッケージにも明示されている)。ベゼルの色が黒と白の2タイプが用意されている。ただし、いくらファンがあるとはいえ、3台マウントした場合はHDDとHDDの隙間が極めて狭くなってしまうため、2台のマウント用として使うのが基本。
価格は白が4,980円で黒が5,200円(コムサテライト2号店)。
□SF-7500(シーティーエス)
http://www.ctsj.co.jp/home/feather/win7500.html
[撮影協力:コムサテライト2号店]
本体のプラスチック部分が全て無色のクリアカラーのため、一見するとイベントなどで見かけるデモ機のよう。ただし、ケーブルやコネクタ類は標準の薄い緑色のままで、ボディのプラスチックも内側がすりガラスのような細かい凹凸ができているため、透明度はそれほど高くない。面白いのは、このボディのプラスチック内側に刻まれている「Microsoft」のロゴで、もともと内側を表にしたときに読めるように成形してあるため(つまり工場の人間用)、結果的にクリアカラーにしたことで完成品では裏返ったロゴになって透けて見えてしまっている。もともとクリアカラーで製造することを想定していなかった製品をそのままクリアカラーにしたために起こった、ちょっとしたハプニングといったところ。
ちなみに、このスケルトンモデルで用意されているのはPS/2インターフェイス版のみ(シリアル兼用)。ショップによると、ブラックモデルがUSB版だったこともあって、「USB版はないんですか?」と聞く人が大変多いそうだ。実売価格は7,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
□インテリマウス スケルトン モデル(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/hardware/mouse/spec.htm#clear
現在販売されているのはSocket 370用のBETA SLで、ヒートシンクはアルミダイキャスト製。Socket 7用のSAN ACE MCのように、ヒートシンクはファンの形に合わせて全体が凹型になっている。SANACE同様、BETA SLもIntelブランドのものは2芯ケーブルで回転センサー用のケーブルが省かれているものの、一般市場向けに発売された単体の製品では3芯ケーブルが採用されている。性能の点では、Intelの仕様に合わせて作られていることから折り紙付き。Celeronをバルクで購入した人は、このBETA SLもひとつの確実な選択肢になりそうだ。
このBETA SLは、ワイドワークから「アルミダイカストヒートシンクファン」という名前で発売されている。実売価格は3,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。なお、Nidecのファンとしては、ほかにケース用の8cm DCファンも同時に発売されている。こちらはケースとの取り付け用器具として防振ゴムが用意されているのが特徴(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
□日本電産
http://www.nidec.co.jp/
ボーナス時期ということもあってアキバは大混雑。PCパーツショップが大繁盛だったのはもちろんのこと、今週はモバイル機器を扱うショップが大賑わい。なにしろ、PHSとGPSとデジカメとPDAを全部一体化したEPSONの「ロカティオ」や、HPのWindows CE搭載新型HandHeld PC「Jornada 680」の発売という大型商品の発売日が重なったのだから無理もない。どちらの商品もデモ機に人が入れ替わり立ち替わりひっきりなしにやってくる状態で、売れ行きも絶好調だった様子。なお、ロカティオはPHS内蔵モデルだけPDA売り場ではなく、携帯・PHS売り場に用意されているケースが多いので、デモ機で全機能を試したいという人や購入を考えている人は要注意。いずれの製品も実売価格は9万円台(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 |
末広町付くのブロックF2に新ショップ「CUSTOM」がオープンしている。3日(木)にオープンしたばかりのショップで、現在オープン記念セールを実施している。売れ筋を中心とした品揃えで、店内に所狭しとびっしり商品を展示している密度の高さが印象的。PCの組み立て代行も引き受けてくれるとのことで、上級者ははもちろん初心者まで気軽に利用できそうだ。千代田区外神田4-7-2 小林ビル 5F、営業時 11:00~19:00、定休日 水曜日。Tel 03-3526-5333、Fax 03-3526-5332。 □CUSTOM(http://210.143.101.236/ or http://www.pc-custom.co.jp/) |
そろそろ底を打つのではないかとの観測も出はじめている中、アキバのメモリ最安値がまた更新された。もっともポピュラーなPC100 SDRAMでは、128MB(CL=2)が先週から200円安の9,600円となり、10,000円以下で販売するショップも実に10店を超えた。64MB(CL=2)も同110円安で5,090円になっている(詳細は「メモリ最安値情報」を参照のこと)。他店の動きをみながら1日で何度も価格を改定したショップもあり、ショップ間の熾烈な価格競争も変わっていない。先はまだ不透明だ。 |