1999年6月19日号 |
従来このシリーズではオプションだったHDDマウントキットを装備しているほか、電源部にシリアルナンバー付きのホログラムシールを貼るなど徹底した「Premium」ぶりで、実売価格も約35,000円と上位モデルのMT-PRO2000シリーズに近い価格になっている(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
アルマイト加工によって硬度が増し、傷がつきにくくなったそうだ。質実剛健なケースが欲しいという人にはピッタリかも知れない。なお、例によって各ショップにはこの製品の豪華なポスターが貼り出されている。キャッチコピーは「至上 THE JAPAN POWER」。
[撮影協力:ツクモパソコン本店II]
日本IDTによると、「放熱特性を良くするための新パッケージで、WinChip 2 Rev.Aは順次このタイプに切り替わっていく」とのこと。新タイプの型番は「W2A-3DFF200GTA」となっており、末尾がGTAとなっていることから、従来タイプと区別するために「GTAパッケージ」と呼んでいるそうだ。ショップに出回っている新タイプはWinChip 2-200 Rev.Aの3.3V版のみで、3.52V版はまだ販売されていない。
WinChipシリーズはショップでも回転の早い商品のため、突然現れたにもかかわらず、現時点ですでにアキバに在庫として存在するWinChip 2-200 Rev.A(3.3V版)は全て新タイプに切り替わっている。真っ平らなパッケージのWinChip 2-200 Rev.A(3.3V版)は発売からたった2週間で姿を消したわけで、これはつまり発売当初に手に入れた人は大変なレア物を手に入れたということになる。CPUコレクターの人にとっては、次になくなるであろう3.52V版のWinChip 2-200 Rev.Aが今は狙い目。
実売価格は今までと変わらず、5,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
□WinChip 2(日本IDT)
http://www.idt.co.jp/WinChip/WinC.html
もちろん、実際にMVP3.5なる名前のチップセットが実在するわけではなく、これはショップ側がこの製品の特徴を端的に表わすためにつけた、言わば俗称。このマザーボードは、MVP3チップセットのノースブリッジと、MVP4チップセットのサウスブリッジをミックスした混血チップセットを採用した初めての製品で、ビデオ機能は内蔵していないものの、Ultra ATA/66対応、サウンド機能内蔵、AMRスロット対応などの特徴を持つ。MVP4ではビデオ機能を内蔵する代わりに、外部のビデオカードが利用できなくなるというデメリットがあったが、この混血チップセットはそれを克服している。Ultra ATA/66対応のチップセットにはMVP4のほか、i810、SiS620などがあるが、いずれもビデオ機能を内蔵して外部のビデオカードが使えないが、このMVP3.5チップセットだけは唯一使える。つまり、マザーボードとしては、初めてAGPを持ったUltra ATA/66対応製品ということになる。
MVP4のサウスブリッジは単独でスーパーサウスブリッジとも呼ばれ、もともと既存サウスブリッジの代替にもなることが想定されており、SOLTEKのほかにもTyanが「MVP3.5」チップセット搭載製品を発表している。今後、Socket 7対応マザーボードではこの「MVP3.5」チップセットの採用が増えそうだ。
実売価格は14,000円弱(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。なお、この製品にはUltra ATA/66対応ケーブルは同梱されていないので注意。
□SL-56G1(SOLTEK)
http://www.soltek.com.tw/product/sl56g.htm
[撮影協力:ソフトクリエイトFM館]
7月4日(日)までにK6-III/400(搭載システム含む)をキャンペーン参加ショップから購入し、配布している応募用紙で応募すると抽選で各賞が当たるというもので、目玉はなんといってもK7搭載システム。今のところ機種は決まっていないものの、発送は12月中旬と決まっているそうだ(ほかの賞は7月下旬発送)。アキバの多くのショップがこのキャンペーンに参加しているので、K6-IIIを買おうと考えている人は要チェック。
ただし、このキャンペーンではなぜかK6-III/450は含まれず、K6-III/400のみが応募条件の対象となっている点に注意。K6-III/450を購入する予定だった人には悩ましいキャンペーンかも?
[撮影協力:アイ・ツー 東京3号店]
今週から販売の始まったMINTONの「GALLANT ILLUSION Savage4PRO」という新製品は、Savage4 Proと32MBメモリを搭載しながら実売価格は1万円弱(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。特価というわけでもなく、在庫を持つショップはすべて1万円割れの初値を付けている。また、新製品というわけではないが、SPARKLEの「SP397」というSavage4 Pro搭載32MBメモリの製品が値下がりし、一部ショップで1万円割れになっている(詳細は「その他のお買い得情報」参照のこと)。
一時はVoodoo Banshee搭載ビデオカードがどんどんビデオカードの単価を下げたものだが、今ではSavage4 Proの独壇場。とにかく、ビデオカードの単価は下落の一途だ。
[撮影協力:ツクモパソコン本店IIとピーシーアドバンスド3丁目店]
IDE RAIDカードとして人気のあるFASTTRAKにUltra ATA/66対応モデルが出た。その名も「FASTTRAK66」。これまでどおり、RAID 0とRAID 1に対応する。パッケージのデザインがほとんど変わっていないので、ショップで見逃したりしないよう注意の必要あり。Ultra ATA/66対応の80芯ケーブルが2本同梱されて、実売価格は20,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □FASTTRAK66(http://www.promise.com/Products/ideraid/ft66page.htm) |
以前から告知されていた通り、JR秋葉原の駅前広場では19日(土)に「秋葉原電気まつりオープニングイベント」というIntel Pentium IIIをテーマにしたイベントが開催された。会場にはPentium IIIマシンを自由に触れることができる2つのテントと、せがわきり、千葉麗子らの芸能人が出演してステージ上の企画をすすめる大型テントが設置され、インターネットを使ったライブ中継も行われた。ただし、あいにくの雨だったため、集まった人はやや少なめだったようだ。イベントはこの日だけで終了してしまったが、ステージの内容は後日IntelのWebでダイジェスト版として公開される予定とのことなので、気になる人はそちらをチェック。 □夏のイベント情報(http://www.intel.co.jp/jp/home/event/ki_top.htm) |
G400のほかにも、今週はさらに2種類の新顔ビデオチップが登場している。1つはSavage4シリーズの中で最も高速なバージョンであるSavage4 Pro Plusを搭載したDiamondの「Stealth III S540」で、実売価格は15,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。もう1つは、VantaとRIVA TNT2の中間に位置するビデオチップRIVA TNT2 M64を搭載したPROLINKの「PixelView Riva TNT2 M64」で、こちらも実売価格は15,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。どちらもメモリは32MBを搭載したAGP対ビデオカードだ。 □Stealth III S540(http://www.diamondmm.com/products/current/stealth3s540.cfm) □PixelView Riva TNT2 M64(http://www.prolink.com.tw/english/product/vga/tnt2m64.htm) |
底を打つどころか、メモリの価格は下げ止まらず、ついにはPC100 SDRAM 128MB(CL=2)は最安値が9,150円にまで下がった。1週間で最安値は450円も下落。2枚購入しても、税込みで20,000円でお釣りが来てしまう計算になる。ここにきて「値上がりする要因が見当たらない」とまで言うショップも現れている(詳細は「メモリ最安値情報」参照のこと)。 |