実売価格は8,980円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)で、同社の同クラスマザーボードより3千円弱安い。 ●不具合ポートを省略、価格は約3千円安 3月以降に販売再開されたSandy Bridgeマザーボードは、3Gbps SATAのエラッタが修正されたB3リビジョンのIntel 6シリーズチップセットが搭載されているが、今回登場したDH67VRは旧版となるB2リビジョンを搭載した異例の製品。 「不具合のある3Gbps SATAポートを省略し、旧リビジョンを搭載する」という思い切った仕様になっており、SATAポートについては6Gbpsポートのみ搭載している。このため、SATAポートは2個のみと少ないが、製品としてはもちろん正常に動作する。 これ以外の仕様は同社の通常モデル「DH67BL」と似た仕様。具体的には、フォームファクタがmicroATX、スロット構成がPCI Express x16×1、PCI Express x1×2、PCI×1、DIMM×4(DDR3 1333/1066、最大32GB)。映像端子はHDMIとDVIを装備している。主な搭載機能はGigabit Ethernet、6Gbps SATA(2ポート、RAID 0/1対応)、USB 3.0(2ポート)、10チャンネルサウンド。 ちなみに、B3リビジョン搭載版DH67BLの実売価格は12,000円前後。こちらも今週から販売が再開。また、同社の廉価マザーボードという点ではH61搭載の廉価品が7千円前後で発売されている。 なお、DH67VRのパッケージ側面ラベルに記されている型番は「BOXDH67VR」で、同社の他のB3リビジョン搭載製品のように末尾に「B3」が追加されていない。また、製品のアップデート内容を記した文書「Specification Update」でも、リビジョンがB2のままであることが確認できる。
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