72Pin SIMM2枚を1枚に


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【解説】

 この写真を一目見て、ありがちな「30pinのSIMMを72pinのSIMMに変換させるアダプタ」だと思ったあなたはまだまだ修行が足りない。よーく見てみよう。SIMMソケットが2つしかない。30pinから72pinなら4つあるはず。これ、実は72pinのSIMM2枚を1枚の72Pin SIMMに化けさせる新種のSIMMコンバーターなのだ。現在(1996年3月当時)のPentium系マザーボードはほとんどがSIMMソケットを4つしか持っていないうえ、2枚単位でSIMMをさすため、下手に4スロットを埋めていると、それ以上のメモリを搭載しようとしたときには確実に2枚のSIMMを組で「捨てる」覚悟が必要になってしまう。例えば4MBx2枚、8MBx2枚で24MBの構成から32MBにしたいときには、4MBx2枚を「捨てて」、新たに8MBx2枚を買い直さなくてはいけない。そんな無駄を救うためにはこれを使おう。先の例で言えば、4MBx2枚をこのSimmVerterに刺し、8MBの72PinSIMMとして使い、新たに8MBのSIMMだけを買い足して使えばOK。いちおう、箱には1/2/4/16/32MBの同一容量のSIMMを組にすれば使える、とあるけれど、店員さんによると「4MBしか動かないようだ」とのこと。他にも幾つかのメーカーのものがあり、ものによって特性があるらしい。CAMELEON Technology社製。

【販売店】

T-ZONEアップグレードギャラリーで\2,800。

[アキバHotline!(1996/3/16号)より]


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