夏のイチオシ!PCパーツ特集
メモリやSSDだけじゃない!「ADATA」はケース、クーラー、電源も進化中!
どハデなARGB LED搭載ケース/水冷クーラー、実用性重視の電源ユニットに注目
2021年6月15日 15:45
メモリやSSDで古くから知られるADATA。近年は日本国内でもゲーミングブランド「XPG」を強くプッシュしており、この春にはNVMe/PCI Express 4.0対応で市場トップクラスとなるリード最大7,400MB/s、ライト最大6,400MB/sの「GAMMIX S70 BLADE」が登場。
XPGブランドからはこのほかにも、メモリモジュールやゲーミングマウス/キーボード、さらには“ゲーマー向け”を強く意識したPCパーツも順次日本市場に投入されている。今回はそんなXPG製品の中から、PCケース、CPUクーラー、電源ユニットを紹介する。
メッシュ+RGB LEDのフロントが目を引く「XPG DEFENDER PRO」
ミドルタワーに分類されるPCケース「XPG DEFENDER PRO」は、ExtendedATXまでのサイズに対応。内部のスペースにも十分なゆとりが確保されているので、各パーツの組み込み作業は容易だろう。急速な性能向上と合わせて、消費電力と発熱が上昇傾向にある昨今のハイエンドCPU/GPUのトレンドも踏まえ、フロントパネルにメッシュパネルを採用。標準搭載の3基のファン(XPG VENTO 120 ARGBファン)により、効率的なエアフローを実現している。
メッシュパネルはフロントに取り付けたアドレサブルLED内蔵ファンの光が透過することで、派手になりすぎることなくゲーミング感を主張する。さらに、サイドパネルは強化ガラス製、ビデオカードの縦置き配置にも対応するなど、“見せる自作PC”のためのPCケースとしても有力だ。
本体サイズは、ExtendedATX対応ながら幅220×奥行き441×高さ492mmと、比較的コンパクト。しかし、ビデオカードは最大380mmまで、CPUクーラーは最大高さ170mmまで、電源ユニットは最大220mmと、大型パーツにも対応。裏面配線スペースにも余裕があり、将来的なパーツアップグレードにも余裕がありそうだ。
現在発売中で実売価格は14,000円前後。本体カラーは、ブラックとホワイトの2色。
発光と冷却性能で選ぶなら水冷クーラー「XPG LEVANTE 240 ARGB」
そんな“見せるPCケース”と組み合わせたいCPUクーラーと言えば、RGB LED搭載の簡易水冷タイプ。ADATAからは、水冷クーラーを多数手掛けるAsetekの技術を活用したという「XPG LEVANTE 240 ARGB」が登場している(実売価格16,000円前後)。メニーコア化が進んだ最近のCPUは上位機種を中心にTDPが高め。冷却性能アップのため、さらに見た目のアップという点でも、本機のようなRGB LED搭載の簡易水冷クーラーは有用だ。
ラジエータのサイズは24cmクラスで、アドレサブルRGB LEDを内蔵した12cm角ファンを2基搭載。水冷ヘッド、ファンともにPWM対応で、ファンスピードは600~2,000rpm、風量は61.5CFM、ファンノイズは34.0db。付属コントローラにより、ファンやポンプ、発光演出の調整が可能。対応CPUは、LGA 115x/1200/1366/2011/2066/AM4/TR4(TR4ブラケットは付属しない)。ADATAによると、組み立てやすさもポイントとのことだ。
あえてファンを止めずに冷却を重視「XPG CORE REACTOR」
電源ユニットは「XPG CORE REACTOR」シリーズを発売中。効率とコストのバランスのよい80PLUS Gold認証取得製品で、ラインナップは650W/750W/850Wの3モデル。奥行き14cmのコンパクトボディでケーブルはすべてモジュラー式なので使い勝手がよいデザインだ。高品質パーツを採用し、1次側、2次側ともに耐熱105℃の100%日本メーカー製キャパシタを採用。より長寿命で安定した動作が可能とのことで、製品保証は実に10年と長期間におよぶ。
近年の電源ユニットは、低負荷時にはファンを停止する「準ファンレス」駆動が一般的だが、XPG CORE REACTORは、低負荷時でもファンを停止せず静かに回転させ続ける(負荷率50%までは660rpm±10%で駆動)ことで、電源ユニット内部の冷却状態を維持、各パーツやファンの長寿命化を図っていると言う。
現在発売中で実売価格は650Wモデルが13,000円前後、750Wモデルが15,000円前後、850Wモデルが16,000円前後。
[制作協力:ADATA]