借りてみたらこうだった!
スタイリッシュなPCを組める「Z97S SLI Krait Edition」をチェック
モノトーンカラーのMSI製Z97搭載マザーボード
2015年3月18日 12:00
今回はMSIより、KRAIT EDITIONシリーズのマザーボード「Z97S SLI Krait Edition」をお借りしました。Intel Z97 Express チップセットを搭載した、Intel LGA1150対応のATXマザーボードです。
白と黒のモノトーンカラーが特徴のZ97搭載マザー
MSI Z97S SLI Krait Editionは、305mm×244mmのフルサイズATX基板を採用し、基板上に配置したヒートシンクや各種スロットを白と黒のモノトーンカラーでまとめた、ルックス重視のマザーボードです。
白黒を基調とするMSIの「KRAIT EDITION」は、白黒の縞模様を持つアマガサヘビに由来しているようで、パッケージや基板上にも蛇の意匠が見られます。
Intel Z97 Expressチップセットを搭載したマザーボードとしては、機能は実にシンプル。上級モデルが備えているようなBluetoothや無線LANなどはありませんが、M.2スロットやSATA Expressといった最新インターフェースはしっかり備えています。
品質面では、独自の品質規格「ミリタリークラス4」に準拠した高品質なコンポーネントを採用。機能と品質の両面で、抑えるべきは抑えたマザーボードと言ったところでしょう。
スタイリッシュなPCを自作可能にする特別なカラー
Z97S SLI Krait Editionは、PCケースを改造してルックス重視のPCを自作するユーザー、いわゆるCasemodderから寄せられた、モノトーンカラーのマザーボードに対する要望に応えて用意された製品です。カラーリングが赤×黒や青×黒などのマザーボードは珍しくないのですが、白×黒の製品は少数。
近年は、Corsair 760TやNZXT H440のような、モノトーンを基調とし、内部のパーツを覗くことのできるアクリル窓を備えたPCケースも増えてきました。
ケーブルを白や黒のスリーブで装飾した電源延長ケーブルも市販されており、自ら改造(Mod)をしなくても、カラーリングを統一したPCの自作は可能となっています。
他のツートンカラーとは一味違うスタイリッシュな印象を味わえるモノトーン。価格や性能を重視してPCを作るのも良いですが、時には見た目に着目してパーツを選んでみるというのも、面白いのではないでしょうか。
見た目にこだわったPCが組みたくなる「モノトーン」のマザーボード
白黒のカラーリングが最大の特徴であるZ97S SLI Krait Editionは、モノトーンカラーにこだわって自作したい人のためのマザーボードです。
機能面、品質面で傑出した要素はありませんが、そのシンプルな作りのおかげで、2万円弱という比較的安い価格で購入できるのも魅力。スリーブケーブルなどを揃えていると、結構な金額になってしまうので、マザーボードが安いと言うのはありがたいもの。
”見た目”はPCの性能に影響を及ぼす訳ではありませんが、自分でパーツを選んで組み上げたPCの見た目が良ければ、愛着もひとしお。ツートンカラーの中でも、特にモノトーンが好きという方には、Z97S SLI Krait Editionを用いた白黒PCの製作にチャレンジしてもらいたいです。
バックナンバー
- 借りてみたらこうだった!バックナンバー
- http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/mreview/rental/