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「SeagateのNAS用HDDは振動に強い」、イベントで実演デモを実施
16TB HDDの発売も近い?現行モデルのポイントや今後の話を技術スタッフが解説
2016年12月28日 12:05
12月25日(日)にアキバナビスペースでSeagateのイベントが開催された。
当日は専門技術者のデモセッションのほか、Seagate製HDD「ガーディアンシリーズ」購入者を対象にした抽選会やじゃんけん大会なども実施。同社製HDDの4TB以上のモデルを購入したユーザーには先着で500円分のQUOカードもプレゼントされた。
NAS用HDD「IronWolf」を中心にアピール、振動対策機能の実演も16TB HDDはまもなく量産?
セッションではSeagate製HDD「ガーディアンシリーズ」の紹介が行われ、今回は特にNAS用HDD「IronWolf」を中心の紹介が行われた。
NAS用HDDは、小型筐体やラックなどに複数台収められることから、振動対策としてRVセンサーを搭載する点が特徴になっている。今回は、実際にセンサーが本当に効果がある物なのか、ユーザーに見えるかたちでデモを実施。中にHDDを吊し、揺らせた際に通常のHDDはデータ転送が途切れてしまうが、NAS用HDDはある程度までの振動であればデータ転送が途切れることが無いことを実演した。
揺れがあった際に通常のHDDが全く使えなくなるわけではないが、データが途切れた際は、音楽であれば音飛び、映像であればブロックノイズがのるなど、一瞬エラーが発生する。
データのコピーなどであればその分訂正が入るので、速度が落ちることになる。複数台HDDを搭載するNASなどで使用した際に、NAS向けの「IronWolf」は性能低下が起きにくい点がアピールされた。
この他、同社製HDDの違いなども大まかに解説。用途によりファームウェアのチューニングが変えられており、回転数やスピンアップ時の動作、キャッシュの利用法などの違いのほか、HDDの寿命に関連する話なども紹介された。
イベントの最後にはじゃんけん大会が行われたほか、今後のSeagateのロードマップとして、「速度面ではSSDに主役を渡すかたちになったが、16TB HDDや20TB HDDといった次世代HDDの研究開発も行っている」(メーカー)、「コストの面ではHDDがやはり優位、16TB HDDに関しては量産時期も見えてきている」(メーカー)といった話も語られた。
[撮影協力:Seagate]