性能が2倍になったNVIDIAの開発者向けボード「Jetson TX2」が登場

　NVIDIAの高性能SoC搭載した開発向けボード「Jetson TX2(開発者キット)」が登場。店頭価格は税込88,992円で、販売店はオリオスペック。

　なお、前モデルにあたる「Jetson TK1」と同じく、大量破壊兵器及びそれに関わる機材への使用は禁止されており、その旨が記載された文書が同梱されている。

性能が2倍に強化されたNVIDIAの開発者向けボード

　Jetson TX2は、CPUにHMP Dual Denver 2/2 MB L2 + Quad ARM A57/2 MB L2、GPUにNVIDIA Pascal(256 CUDAコア)を採用したSoCを搭載する開発者向けのボード。

　NVIDIAによると、主にCPUとGPUを強化することで性能は前モデルのJetson TX1の2倍になったといい、ロボット、ドローン、スマート カメラ、携帯医療機器など、インテリジェントなエッジデバイスに最適としている。

　ボードのサイズは17cm×17cmで、メモリはLPDDR4 8GBを搭載、ストレージはeMMC 32GB(SATA)。1000BASE-T LAN、IEEE 802.11ac無線LAN、Bluetooth、USB 3.0、USB 2.0、HDMI、M.2(Key E)、SDカードスロット、SATA、UART、SPI、I2C、I2S、GPIOなどのオンボード機能も備えている。拡張スロットはPCI Express x4×1。

　今回発売されたJETSON TX2(開発者キット)には設計ガイドと文書が付属するほか、Linux開発環境が購入時から利用可能になっている。また、NVIDIA Jetpack SDKもサポートしており、BSP、ディープラーニング用のライブラリ、コンピュータービジョン、GPUコンピューティング、マルチメディア処理などがツールが利用可能とされている。

　付属品は、ACアダプタ、USBケーブル、マニュアルなど。

[撮影協力:オリオスペック]