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PCエンジンにRGB出力とセーブ機能を追加する同人ハード「RGBの声32」が登場

組み立てが必要な電子工作キット、店頭デモ中

 PCエンジンにRGB出力とデータ保存機能を追加できる拡張キット「RGBの声32(キット版)」が家電のケンちゃんで販売中だ。

 同人サークル「alpaca team」が製作した組み立てキットで、店頭価格は税込4,800円。

 同店では店頭デモ機が用意されている。

PCエンジンの背面に接続する拡張デバイス、RGB出力やデータ保存機能を搭載

キットを組み立てたもの

 RGBの声32(キット版)は、PCエンジンの背面にある拡張バスに接続することで、RGB出力とセーブデータの保存機能が拡張できるデバイス。組み立て式のキットで、半田付け作業が必要となる。

 キットを組み立てるとRGB出力とコンポジット出力が利用できるようになる。RGB出力は水平同期周波数15KHzに対応したディスプレイに行えるという。また音声出力端子(RCA端子)も備えている。

 データセーブ機能については、当時のハドソンがセーブ用外部メモリとして発売していた「天の声2(HC66-6)」と同等の機能が利用できるというもので、セーブ対応ゲームでデータの保存が行える(大容量のセーブ領域が必要となるゲームには非対応)。データの保存メモリには不揮発性のFRAMが採用されており、電池不要で保存できる。なお、データの保存エリアは16箇所用意されており、本体のスイッチを切り替えることで保存エリアが変更可能。

 動作確認が取られている機種は初代PCエンジン、PCエンジンコアグラフィックス、PCエンジンコアグラフィックスII。なお、動作確認は取られていないが、PCエンジンスーパーグラフィックスでも利用できる可能性があるという。

 同店ではこの他に、本製品向けのRGBケーブル組み立てキットも販売中。こちらの店頭価格は税込1,380円。

[撮影協力:家電のケンちゃん]