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AMDのハイエンドGPU「Radeon RX Vega 64」が発売、実売77,300円から
簡易水冷タイプの推奨電源容量は1,000W
2017年8月21日 11:40
(8/21 11:40更新)販売スタート。
初出日時 8/21 0:00
AMDの新ハイエンドGPU「Radeon RX Vega 64」を搭載したビデオカードが各社から登場、21日(月)11時に発売が解禁された。
今回登場したのは、リファレンス仕様のモデルで、ブランド以外に違いは無い。ラインナップは空冷タイプ(標準モデルとメタルボディデザインの限定モデル)、簡易水冷タイプの計3種類。店頭価格は空冷タイプが税込77,300~79,700円前後、簡易水冷タイプが税込91,260~92,700円前後。各モデルとも、購入特典としてゲームクーポンが付属している。
販売ショップはツクモeX.パソコン館、ツクモパソコン本店、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店。各店にはGIGABYTE、HIS、PowerColor、SAPPHIRE、玄人志向の各モデルが入荷している。ただし、予約分で売り切れというショップも多い。このほか、ソフマップドットコムとビックカメラ.comでも、SAPPHIREの空冷/標準モデルの販売が始まっている(価格は税込88,560円,ポイント還元10%)。
なお、今回のモデルは販売ショップが、パソコン工房、ツクモ、PCワンズなど一部に限定されており、21日(月)時点で店頭入荷の予定が無いショップも多い。購入を検討している人は注意したほうがいいだろう。
推奨電源容量は空冷タイプが750W、簡易水冷タイプは1,000W
Radeon RX Vega 64は、Vegaアーキテクチャを採用したデスクトップPC・PCゲーミング向けのGPU。
64基のコンピュートユニットを搭載するほか、第2世代の広帯域グラフィックスメモリ「HBM2」を装備し、高解像度でのDirectX 12対応ゲームやVRにおいて「爽快なパフォーマンス」を実現するとしている。Vulkan APIや、HDR対応リフレッシュレート同期技術のFreeSync 2などもサポートする。
リファレンスカードの主なスペックは、コンピュートユニット数が64、SP数が4,096、テクスチャユニット数が256、GPUクロックがベース1,247MHz、ブースト1,546MHz、搭載メモリがHBM2 8GB(2,048bit)、メモリクロックが945MHz(データレート1.9Gbps)、カード消費電力が295W、推奨電源容量が750W。
また、GPUクロックを高めた水冷タイプのリファレンスカードも用意される。GPUクロックはベース1,406MHz、ブースト1,677MHz。ただし、カード消費電力が345W、推奨電源容量が1,000Wと、電源ユニットに要求されるスペックが高い点には注意が必要だ。
[撮影協力:ツクモeX.パソコン館とパソコン工房 秋葉原BUYMORE店]