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GTX 1080に近い性能をもつ「GeForce GTX 1070 Ti」がデビュー、実売6万円前後から
各社から搭載モデルが一斉に発売
2017年11月2日 22:00
NVIDIAの新たなGPU「GeForce GTX 1070 Ti」を搭載したビデオカードが各社から登場、11月2日22:00に販売が解禁された。
ラインナップはASUS 1モデル、GIGABYTE 2モデル、MSI 2モデル、Palit 1モデル、ZOTAC 3モデル、玄人志向(GALAX)1モデルの計10モデルで、店頭価格は税込59,940~83,500円前後。
販売ショップはドスパラ秋葉原本店、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店、ツクモeX.パソコン館、ツクモパソコン本店、ソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館、パソコンショップ アークなど。ドスパラ秋葉原本店やパソコン工房 秋葉原BUYMORE店は、22:00の解禁に合わせて、夜間販売を実施している。
GeForce GTX 1080の下位にあたるモデル、容量8GBのGDDR5メモリを搭載
GeForce GTX 1070 Tiは、PascalアーキテクチャGPUであるGeForce GTX 10シリーズの最新モデル。同シリーズではGeForce GTX 1080の下、GeForce GTX 1070の上に位置するモデルだが、2,432基のCUDAコアを搭載するなどスペックは上位寄りで(GeForce GTX 1080は2,560基、GeForce GTX 1070は1,920基)、GeForce GTX 1080に近いパフォーマンスが期待できる。
GeForce GTX 1080と大きく異なるのは、上位のGDDR5Xメモリではなく、GeForce GTX 1070と同じGDDR5メモリを搭載する点で、最大帯域は256GB/sとなる(GeForce GTX 1080は320GB/s)。また、消費電力は180Wで、これはGeForce GTX 1080と同じ(GeForce GTX 1070は150W)。
GeForce GTX 1070 Tiの基本スペックは、CUDAコア数が2,432、コアクロックがベース1,607MHz、ブースト1,683MHz、搭載メモリがGDDR5 8GB(256bit)、メモリスピードが8Gbps、消費電力が180W、推奨電源容量が500W、外部電源コネクタが8ピン×1。
今回各社から発売されたビデオカードは、いずれもリファレンスデザインではなく、独自デザインのクーラーを搭載したもの。
3基のファンを搭載し、オーバークロックに対応したASUSの「ROG-STRIX-GTX1070TI-A8G-GAMING」やZOTACの「GeForce GTX 1070 Ti AMP Extreme」のほか、白いクーラーを搭載した玄人志向の「GK-GTX1070Ti-E8GB/WHITE」、カード長が約211mmとコンパクトなZOTACの「GeForce GTX 1070 Ti Mini」もユニークな存在だ。
なお、外部電源コネクタについては、NVIDIAのスペックとは異なる8ピン×1+6ピン×1を搭載した製品もあるので、購入時は要注意。
一部ショップは夜間販売を実施、カウントダウンやじゃんけん大会も
ドスパラ秋葉原本店とパソコン工房 秋葉原BUYMORE店は解禁時間に合わせ夜間販売を実施。
ドスパラ秋葉原本店ではカウントダウンやGeForce GTX 1070 Ti購入者を対象としたじゃんけん大会なども行われ、発売を盛り上げた。