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マザーもラジエーターも魅せる、新形状のオープン型ケースをThermaltakeがイベントで公開

2面ガラスを採用した新型ケース、格安のmicroATXケースの登場も予告

 12月2日にThermaltakeの店頭イベント「本格水冷は難しくない!女性でも組み立てられる本格水冷講座」が開催された。

 その中で、主に来年2~3月頃に発売される予定の新製品が発表されたので、今回はその模様をお届けしよう。

2面を魅せる新形状のオープン型ケース「CORE P90 TG」を発表

 この日、注目製品として紹介されたのが新形状のオーブン型ケース「CORE P90 TG」。会場には試作機も展示されていた。

 マザーボードやビデオカードなどを設置可能な面と、ラジエーターを設置可能な面がセパレートされたモデルで、2面をそれぞれ魅せることができる形状になっている。パネルは両面ともに強化ガラス製で、ATXからMini-ITXまでのフォームファクタに対応している。

 CPUクーラーは全高18cmまでのもの、電源は奥行き22cmまでのものが搭載できる。本体サイズは470×615×470mmで、重量は12.2kg。日本での発売時期は2018年の2~3月頃を予定しているとのこと。

 基本的に縦置きを想定したモデルだが、会場にあった試作機は、寝かせてV型エンジンのようにみえるかたちで設置することもできた。

CORE P90 TG
マザーボード側
ラジエーター側
背面(パネルを外した状態)
ベース部分は三角形になっている
I/Oパネル側
製品版でできるのかは不明だが、寝かせてV型エンジンのような形状にすることもできた

Thermaltakeの20周年記念モデル「Level 20」や税別2,980円予定の格安microATXケースなども発表

 このほか、今後登場予定のPCケースや電源、イルミネーション機器なども紹介。

 Thermaltakeの20周年を記念して発売されるハイエンドケース「Level 20」や、税別2,980円での販売を目指しているというmictoATXケース「VERSA H17」、まぶしいくらいに明るいというLEDストラップ「PACIFIC LIMI PLUS LED STRIP 3PACK」、Thermaltakeのイルミネーション対応製品を各マザーボードのイルミネーション機能に対応させる変換アダプタ「TT SYNC CONTROLLER」などの発売が予告された。

 どのモデルも日本での発売は2018年の2~3月頃を予定しているとのことだが、「Level 20」のみ若干発売が遅くなる見込みとのことだ。

Thermaltake 20周年記念ケース「Level 20」。
4面がガラスパネルになった「VIEW 32 TG」。
両サイドのガラスパネルが180度ひらく「VIEW 91 TG」。
税別2,980円での販売を目指しているmicroATXケース「VERSA H17」。
税別3,980円での販売を目指しているmicroATXケース「VERSA H18」。
Thermaltakeのイルミネーション対応製品を各マザーボードメーカーのイルミネーション機能に対応させるアダプタ「TT SYNC CONTROLLER」。
まぶしいくらいに明るいというLEDストラップの新モデル「PACIFIC LUMI PLUS LED STRIO 3PACK」。
256色RGB LED搭載ファンを採用する「TOUGHPOWER GRAND RGB PLATIMU」シリーズ。容量は850W/1,050W/1,200Wで、80PLUS PLATINUM認証。製品保証は10年間。
1,680万色LEDイルミネーション対応の「TOUGHPOWER IRGB PLUS PLATINUM」シリーズ。容量は850W/1,050W/1,200Wで、80PLUS PLATINUM認証。

水冷PC組み立て実演も実施、Thermaltakeの日本担当IKU氏が実演

 水冷PCの組み立て実演は、Thermaltakeの日本担当IKU氏が挑戦。門馬ファビオ氏がアシストを行い、無事イベント時間中に完成させることができた。

イベント会場は満員。
Thermaltakeの日本担当IKU氏。
門馬ファビオ氏がアシストしつつ組み立て。
完成した水冷PC。