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独自技術で2倍の高速化、NECのIPv6対応ルーター「Aterm WG1200HP3」が発売

高速化は10月のバージョンアップで対応予定

 NECのIPv6接続対応ルーターの2ストリームモデル「Aterm WG1200HP3(PA-WG1200HP3)」が発売された。

 店頭価格は税抜き7,480円(税込8,078円)で、販売ショップはソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館など。

IPv6対応のIEEE 802.11ac無線LANルーター、独自技術「IPv6 High Speed」は10月に対応

 Aterm WG1200HP3は、IEEE 802.11ac/n/a/g/b準拠の無線LANルーター。2.4GHz帯、5GHz帯それぞれの送信/受信アンテナを各2本内蔵し、11acモードで最高伝送速度867Mbpsに対応する。

 今回のモデルは同社製ルーターのAtermシリーズで、初めてIPv6接続に対応したというもの。NTT東日本・西日本による「フレッツ光ネクスト」のIPv6 IPoE接続や、IPv4 over IPv6接続に対応しており、これにより、IPv4接続より混雑の少ないIPv6接続を使用して、快適に通信できるとしている。

 さらに、今後提供するファームウェアを適用することで、IPv6通信を約2倍にまで高速化するという独自技術「IPv6 High Speed」にも対応するという。ファームウェアは10月に提供される予定。

パッケージ
IPv6対応
独自技術「IPv6 High Speed」には10月提供予定のファームウェアで対応予定

 このほか、無線回路や無線制御などの設計を見直し、再設計したという「ハイパワーシステム」が採用。これにより、電波性能を改善したといい、従来機種「Aterm WG1200HP2」との比較で、快適に無線通信できる範囲が約15%拡大したという。

 本体のサイズ(約)は幅33×奥行き97×高さ146mm、質量は約0.2kg。有線インターフェイスは1000BASE-T LAN×4(WAN×1、LAN×3)。付属品はスタンド、ACアダプタ、LANケーブルなど。

 なお、今回発売されたモデルのほか、3ストリームモデルの「Aterm WG1900HP2」と4ストリームモデルの「Aterm WG2600HP3」が発表済みで、これらは7月5日(木)に発売される予定。

[撮影協力:ソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館]