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IntelのAIアクセラレータ「Neural Compute Stick 2」の動作デモがスタート

USBスティックタイプ、デモは26日まで

Neural Compute Stick 2

 Intelのディープラーニング向けUSBアクセラレータの新モデル「Neural Compute Stick 2」が店頭に登場、ツクモパソコン本店が旧モデルとの性能を比較するデモを行なっている。

 製品は近日入荷予定で、予価は税抜き12,500円。店頭デモの実施期間は26日(月)まで。

USBスティック型推論アクセラレータの新モデル

 Neural Compute Stick 2は本体サイズが72.5×27×14mmのUSBスティック型推論アクセラレータ。同社が2016年に買収したMovidiusのVPU(Vision Processing Unit)である「Myriad X」を搭載しており、初代の「Neural Compute Stick」から画像分類性能が8倍に、オブジェクト検出性能が6倍にそれぞれ向上したという。

 インターフェイスはUSB 3.0 Type-A。サポートするフレームワークはTensorFlow、Caffe。対応OSはUbuntu 16.04.3 LTS(64bit)、CentOS 7.4(64bit)、Windows 10(64bit)。

デモの様子
電車の画像をカメラで認識させている様子
新モデルの計測結果

 店頭には、シングルボードコンピュータにUSBスティックのほかカメラ、液晶ディスプレイなどを接続した新・旧それぞれの環境のデモ機が設置されており、カメラがとらえた物体の名称などがリアルタイムで表示される様子を見ることができる。ちなみに、店頭で電車の静止画を認識させるテストを行なったところ、新モデルで24ms前後、旧モデルで78ms前後という数値を確認した。

旧モデル(上)との比較
旧モデルのデモ機
旧モデルの計測結果

 なお、Neural Compute Stick 2の日本国内での流通については、スイッチサイエンスが販売を予定しているほか、岡谷エレクトロニクスがPCやカメラなどをセットにした「OpenVINOスターターキット」を12月に発売する予定としている。

OpenVINOスターターキットの詳細

[撮影協力:ツクモパソコン本店]