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水冷PCも持ち歩く時代?総重量26.5kgの“アタッシュケース型PC”が展示中

 液晶ディスプレイやゲーミングデバイスも収納でき、しかも持ち運びが可能というアタッシュケース型のMOD PCが、オリオスペックで展示中だ。

 展示されているのは非売品で、同店によると「しばらくの間、展示予定」とのこと。

本体が両サイドに開くアタッシュケース型のMOD PC

 このMOD PCは、持ち込み型ゲームイベント「C4 LAN 2018 WINTER」で披露されたもの。大阪在住のN'sによる作品で、同氏は過去に透過液晶搭載PCなどを製作した実力派のMODDERだ。

 本体は両サイドに開くようになっており、左ブロックにゲーミングデバイスの収納スペースと液晶ディスプレイ、右ブロックにCPUやマザーボードなどの基幹パーツが搭載。電源ケーブル×2本をコンセントに繋ぎ、左サイドを開放することでPC操作ができるというユニークな構造になっている。

 本体はアタッシュケースを改造した特別仕様で、上部には持ち運び用の取っ手が用意されている。同店によると「総重量は26.5kgで、持ち運びも一応可能」とのこと。本体サイズは68×46.5×30.5cm。

ケースを閉じた状態
右サイドを開きかけている状態
両サイドを開いた状態

 PCの主な構成は、搭載CPUがCore i7-8700K(5.2GHz動作にオーバークロック済み)、マザーボードがMSI Z370I GAMING PRO CARBON AC、ビデオカードがGeForce GTX 1080 Ti(2.1GHz動作にオーバークロック済み)、メモリがDDR4-4600 8GB×2など。CPUやビデオカードは水冷による冷却機構が採用されている。

 また、冷却ファンは本体中央スペースに収納され、外からは見えないようになっている点も特徴。

左サイドの様子
右サイドの様子
背面の様子
アタッシュケースを改造した特別仕様
上部には取っ手がある

[撮影協力:オリオスペック]