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紙製の懐中電灯「PAPER TORCH」が入荷、巻きの強弱で光量を調節

PAPER TORCH

 巻き加減で調光できる紙製の懐中電灯「PAPER TORCH」が愛三電機で販売中だ。紙を筒状に巻いて、巻きの強弱で明るくしたり暗くしたりできる。製品の販売元は竹尾。店頭価格は税抜き9,980円。

プリントされた市松模様に接点が生じるとLEDが発光

 PAPER TORCHは合成紙(ポリプロピレン)を主素材とした照明器具で、筒状に巻くことで発光し懐中電灯のように使えるのが特徴。用紙の企画開発・販売などを行なっている同社と、デザインオフィスのnendo、フレキシブル基板メーカーのエレファンテックの3社共同で開発したという。

 本体サイズは252×144mmで、A5用紙より若干大きい。表と裏の両面には市松模様がプリントされていて、見た目はやや厚みのあるデザイン紙といった印象だ。市松模様は銀粒子を含む導電性インクでプリントされており、これで全体が電子基板として機能するようになっている。

 そして、本体の端には7個のLEDと電池ケースが接着されており、筒状に巻くことで市松模様に接点が生じるとLEDが発光する仕組みだ。

ゆるく巻いた状態
きつく巻いた状態

 巻きの強弱で光量を調節できるのもユニーク。ゆるく巻く(筒を太くする)と回路が長くなって抵抗値が上がり、光が弱くなる。きつく巻く(筒を細くする)と、その反対の効果で光が強くなる。また、前述のとおり市松模様は両面にあるので、表と裏のどちらの面を内側にして巻いても使用可能だ。

 ただし、クリップなどの金属で回路をショートさせると、やけどをする恐れがあるとのことなので注意が必要。他のパーツや器具などと組み合わせず、本体のみで使用してほしいとしている。

 本体重量は8g。電源はコイン形リチウム電池(CR1616)2個。使用可能環境は0~30℃。

[撮影協力:愛三電機]