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ベーマガ掲載ゲームのアレンジ版「エイリアンフィールド3671特別版」が発売、PC-8001向けカセットテープなどが付属

ショップ独自特典はX68000向け音楽FD

 マイコンBASICマガジンの復刻小冊子やカセットテープなど多くのグッズが同梱されたドットイートゲーム「エイリアンフィールド3671特別版」のパッケージ版がマインドウェアから発売された。ショップ独自の特典としてフロッピーディスクも付属している。

 店頭価格は税抜き6,000円。販売ショップは家電のケンちゃんKVC.lab.

PC-8001版エイリアンフィールドを収録したカセットテープなどが付属

 エイリアンフィールド3671は「パックマン」のようないわゆるドットイートタイプのゲーム。単純なドットイートではなく、敵のエイリアンを倒すことでステージクリアとなり、またステージ構成が一定ではなくランダムであることから、同社は「『ローグライクドットイート』と呼べる内容でオリジナリティに溢れている」としている。

 同ゲームは過去の作品をアレンジしたもの。オリジナルは1981年の「エイリアンフィールド」で、電波新聞社のPC誌「マイコンBASICマガジン」の同年5月号にエイリアンフィールドのPC-8001用プログラムが掲載されている。ちなみに同号は月刊誌「ラジオの製作」の同年5月号の付録(別冊)で、月刊誌としてのマイコンBASICマガジンの創刊は1982年7月号だった。

エイリアンフィールド3671
エイリアンフィールド PC-8001版
エイリアンフィールド3671はサウンド面も強化

 今回のパッケージにはエイリアンフィールド3671のほか、PC-8001版を移植した「エイリアンフィールド PC-8001版」、PC-8001版をプレイしやすくし8253x3音源によるBGMを追加したという「エイリアンフィールド PC-8001版アレンジ」の3つのソフトが収録されている。

 なお、エイリアンフィールド3671は、サウンド面が強化されている点も特徴。レギュラー作曲者のWing☆氏のほかに、ドルアーガの塔などを担当した小沢純子氏、X68000版アフターバーナーの効果音を担当した粟田英樹氏、スウェーデンのトランスユニット Ibojimaが全曲を作曲しており、プレイ時に選択することができるという。

付属品

 パッケージには、PC-8001版エイリアンフィールドを収録したカセットテープが同梱。ゲームはA面で、B面には「エイリアンフィールド PC-8001アレンジバージョンサウンドトラック」が収録されているという。

 ほかにも、エイリアンフィールドの作者である水上恵太氏との対談を収録したDVDや、前述のマイコンBASICマガジン1981年5月号の一部をB5サイズで復刻した小冊子(エイリアンフィールド掲載ページが収録)、「くりひろし」氏による描きおろしポスター、クリアファイル、ステッカーといった多くのグッズが同梱されている。

ショップ独自の特典

 また、ショップが独自に特典を用意しており、家電のケンちゃんKVC.lab.は購入者にフロッピーディスクをプレゼントしている(家電のケンちゃんは5インチ、KVC.lab.は3.5インチ)。レトロPCのX68000シリーズで再生できる音楽ディスクで、どちらのショップもエミュレータ用イメージを収録した光学メディアを同梱しており、実機が無くても再生できるとしている。

 なお、パッケージ版にはCD-ROMなどのメディアは付いておらず、ソフトはダウンロードして入手する(Steamキーを記載したカードが同梱されている)。また、パッケージ版のほかダウンロード版(1,480円)が用意されており、ソフトのみを入手することも可能。

【エイリアンフィールド、トレイラー&プレイムービー】

[撮影協力:家電のケンちゃんKVC.lab.]