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ドスパラ、オリジナルSSD「Z1」に関して第三者機関による試験結果を公表

960GBモデルを11日に発売

ドスパラオリジナルSSD「Z1」シリーズ

 ドスパラを運営するサードウェーブは4月3日(水)、ドスパラオリジナルSSD「Z1」シリーズに関して、第三者機関が実施したSSDエンデュランス(書換え耐性)評価試験の結果を公表した。

 同社によると、評価試験はZ1と他社「A社(メーカー名非公表)」「B社(同)」の製品を使用し、各社製品を3台ずつ用意して実施。

 シーケンシャルライトに関しては、100TBまでの書き込みを行った後に、JESD219Aに準拠したランダムライトを約10TB前後実施。速度は3製品の中で最も低かったものの、エラーなどの不具合は発生しなかったほか、書き換え耐久性に関しても、明らかな優劣はつけがたい結果が確認されたという。

 また、シーケンシャルライトに関しても、100TBシーケンシャルライト実施途中に定期的にSSD全域を読み込み、期待値を確認し、性能を測定したが、各社製品で著しい差は計測されなかったという。

 このほか、SSDのlife time(残寿命)を示すスマート情報についても、「各社が独自の計算方法で算出していると考えられるため単純比較はできないが、本製品とA社製品ではランダムライトを開始すると急激に残寿命が減少することが分かった」「B社製品はlife time情報が無かったため計測できなかった」(同社)と発表している。

 サードウェーブは今回の検証結果と共に、「製造委託元のRITEK社から、本製品の製造過程におけるコンプライアンス違反等は無いという報告を受けた」というコメントを発表。併せて、4月11日(木)にZ1シリーズの960GBモデル「DP-SSD960AZ1」を発売するとアナウンスしている。

 テスト結果の詳細はドスパラのサイトに公開されている。

 Z1シリーズは2018年8月に発売された2.5インチSATA-SSD。発売直後にネット上で、搭載されているNAND型フラッシュメモリがリマーク品ではないかという指摘が出ていた。