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ゲームボーイの自作カートリッジが入荷、各種センサーとの連携も可能
2019年6月13日 08:05
自作ゲームが動作するというゲームボーイ用カートリッジ基板「GBCartridge」が家電のケンちゃんに入荷し、販売が行なわれている。「niccolli」氏によるいわゆる同人ハードウェア。バッテリーバックアップ機能も搭載している。店頭価格は税抜き7,852円(税込8,480円)。
自作したゲームをゲームボーイで動作させたり、各種センサーと連携することも可能
GBCartridgeはゲームボーイで動作するというブランクのカートリッジ基板。カートリッジのROMやRAM、MBC(メモリバンクコントローラ)の機能を、Micro USBコネクタを介して書き込めるようになっており、自作したゲームをゲームボーイで動作させることができるほか、各種センサーと連携することも可能という。
作者のTwitterでは、応用例として、ゲームボーイをワイヤレスマウス化した写真が公開されている。
対応するゲームボーイはいわゆる初代(モノクロ液晶搭載)で、ゲームボーイカラーについては「倍速モードを使用しない限り動作する」とのこと。書き込みに使用できるOSはLinux、macOS、Windows。公開されているドキュメントによると、MBC5相当の機能を持っているが、カートリッジROM容量は1MBまでに制限されているという。
バッテリーを用いたバックアップ・リストア機能を搭載しており、別途用意したコイン形リチウム電池(CR2032)を装着することで、ゲームボーイの電源をOFFにした時にRAMのデータをマイコン内のROMに書き込み、次回ONにした時にデータをROM→RAMと展開するという。電池は電源OFFに消費され、約2ヶ月間で切れるとのこと。
ゲームボーイが無線マウスになるカセットも、新しい基板に移植。カバーができたから壊れにくくなるぞ。pic.twitter.com/fG7OuT85b0
— niccolli (@niccolli)2019年5月26日
やったー ゲームボーイが無線マウスになったよpic.twitter.com/pHgN4dKXtr
— niccolli (@niccolli)2018年9月22日
[撮影協力:家電のケンちゃん]